今気になるのは、確かな哲学が感じられるコンセプトショップ。自由なスタイルで運営される店は、会話が生まれる新しい場所。つい長居してしまう、心地よい空間を営むショップオーナー・ディレクターに話をききました。
私のショップフィロソフィー vol.1
「SEASON」オーナー 平江マルコ

「SEASON」オーナー
平江マルコ
「スタイリストやアーティスト、同世代のクリエイターと一緒になにか発信していきたいという想いから、SEASONの活動をスタートしました。みんなでZINEを作ったり、〈sula〉や〈Garbage Core〉、〈TALANTO〉を集めてポップアップを開催したのがお店としての形態のはじまり。エシカルな活動をしている海外のデザイナーと直接コミュニケーションをとって、循環型のファッションを提案していて、売り上げの1%はユニセフに寄付しています。サステイナビリティに興味を持ったきっかけは、アーティスト、スーザン・チャンチオロからの影響が大きいかもしれません。幼い頃から興味があったファッションと社会情勢、そのふたつの軸をショップという場で自分らしく編集していけたらと思っています。閃きだけで決めたSEASONという店名ですが、ジャンルを問わず、自分の“季節”で活動する人たちにとっての居場所になれたら素敵ですよね」
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平江マルコ
ひらえ・まるこ>> 1997年、熊本県生まれ。2022年に「SEASON」をオンラインでスタートし、定期的にPOP-UPを開催。今年4月に1年間限定の実店舗を表参道にオープンした。
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SEASON
住所_東京都港区北青山3-12-7 402
tel_なし
営業時間_12:00〜20:00
不定休
チャーミングバスターズとは?
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
Photo_Taisuke Nakano Text&Edit_Sakiko Fukuhara