今気になるのは、確かな哲学が感じられるコンセプトショップ。自由なスタイルで運営される店は、会話が生まれる新しい場所。つい長居してしまう、心地よい空間を営むショップオーナー・ディレクターに話をききました。
私のショップフィロソフィー vol.1
「SEASON」オーナー 平江マルコ
「SEASON」オーナー
平江マルコ
「スタイリストやアーティスト、同世代のクリエイターと一緒になにか発信していきたいという想いから、SEASONの活動をスタートしました。みんなでZINEを作ったり、〈sula〉や〈Garbage Core〉、〈TALANTO〉を集めてポップアップを開催したのがお店としての形態のはじまり。エシカルな活動をしている海外のデザイナーと直接コミュニケーションをとって、循環型のファッションを提案していて、売り上げの1%はユニセフに寄付しています。サステイナビリティに興味を持ったきっかけは、アーティスト、スーザン・チャンチオロからの影響が大きいかもしれません。幼い頃から興味があったファッションと社会情勢、そのふたつの軸をショップという場で自分らしく編集していけたらと思っています。閃きだけで決めたSEASONという店名ですが、ジャンルを問わず、自分の“季節”で活動する人たちにとっての居場所になれたら素敵ですよね」
Photo_Taisuke Nakano Text&Edit_Sakiko Fukuhara