街に出れば右も左も観光客!な2025年の東京。彼らの視点を通して慣れ親しんだこの街を見てみたら?海外を拠点に活動するデザイナーやスタイリストに、お気に入りの過ごし方を教えてもらいました! #海外クリエイターに聞く、東京の楽しみ方
〈OPEN YY〉キム姉妹と雑誌の古書店「マグニフ」へ!
日本の雑誌を通して触れた世界が、今のクリエイションにつながっている

〈オープンワイワイ〉創業者
JIYOUNG KIM & BOYOUNG KIM
日本の雑誌を通して触れた世界が
今のクリエイションにつながっている
雑誌『STREET』を創刊したフォトグラファー、青木正一とコラボレーションするなど、随所に東京へのリスペクトが表れている韓国のブランド〈オープンワイワイ〉。それは創業者のキム姉妹の雑誌愛から来ているという。70回以上も日本を訪れている二人がずっと行ってみたかったと話す書店「マグニフ」で、マガジンウォッチを敢行!

「東大門の『ジョンウン図書』で、10年以上前から日本のファッション誌を購入しています。『GINZA』はストリートとハイファッションの中間を表現しているように感じていて、韓国の雑誌文化とまた違って新鮮。私たちが〈オープンワイワイ〉でやりたいことにもつながっています。好きな街は渋谷。2000年代のギャルブームは、当時の雑誌を通じて知った面白いカルチャーです」(ジヨン)
「なかなか神保町を訪れる機会がなかったので、やっとマグニフに来られた!さまざまな年代の雑誌が手に取れて、店内でファッションの歴史をたどっているよう。東京の魅力は、変わらないものと進化し続けるものの共存にあると感じます。街の景観、装い、食文化などが過去とシームレスにつながっていて、伝統を守りながらも未来的な革新を提供している。この新旧のユニークな融合が、人々を東京に惹きつけるのかなと思いますね」(ボヨン)

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magnif
マグニフ>> 東京都千代田区神田神保町1-17 1F 03-5280-5911 12:00〜18:00 不定休/2009年オープン。国内外の雑誌好きから高い支持を得る。
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キム・ジヨン、キム・ボヨン>> 2020年に前身となる〈ザオープンプロダクト〉を始動。定番の日本土産は、「東京ばな奈」と「ロイヒつぼ膏」だという。
Photo_Takao Iwasawa Illustraion_Erika Horiuchi Text_Minori Okajima