街に出れば右も左も観光客!な2025年の東京。彼らの視点を通して慣れ親しんだこの街を見てみたら?海外を拠点に活動するデザイナーやスタイリストに、お気に入りの過ごし方を教えてもらいました! #海外クリエイターに聞く、東京の楽しみ方
🎨CULTURE
NYのアート集団「MSCHF」に聞く、東京の魅力とは?

「MSCHF」チーフ クリエイティブ オフィサー
KEVIN WIESNER & LUKAS BENTEL
“歩けるネイバーフッド”であることが
個性のある街を支えている
ブルックリン発のアートコレクティブ「ミスチーフ」をご存知?SNSを賑わせた、「鉄腕アトム」を彷彿とさせる真っ赤な巨大ラバーブーツのクリエイターと言えばピンとくる人も多いかもしれない。資本主義社会におけるアートと物質的価値の関係をユーモラスに表現する彼らに、東京の街はどう映るのだろうか?「NANZUKA UNDERGROUND」で開催中の個展のために来日していた二人に聞いてみた。
「東京で行く場所といえば、ギャラリーのある原宿や、新宿の『ザ・フォー・アイド』、そして渋谷の『タワーレコード』!アメリカではもうとっくに消滅したのに、日本に残ってたなんてクレイジー。子どもの頃、CDを買いに行ってたから懐かしくて……。想像以上に大きくて、最初に見た時はうれしかった。僕はイタリアにルーツがあるんですが、麻布十番の『SAVOY』のピザの美味しさにも驚嘆しました」(ルーカス)
「東京は、ローカルなお店や文化の存在感が大きい。そしてあてもなく歩いているだけでも面白い出合いがある。NYはビジネス街や住宅街など用途ごとに区切られているし、ナイスなお店同士もそれなりに距離がある。全てが混在している東京は楽しいな、って。その方がオーガニックだし、生活感や活気も出ていい都市だなと思うんです」(ケヴィン)
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Photo_Takao Iwasawa Illustraion_Erika Horiuchi