洋服や小物たちがスタンバイOKで出番をそっと待つクローゼットの中にはすてきな小宇宙が広がっています。おしゃれな人たちのクローゼットには好きなテイストや色、スタイル、参考にしてみたくなるようなヒントがいっぱい!
👗FASHION
プロップスタイリスト・ケイコ・ハドソンさん、記憶とリンクする服と道具たち

ケイコ・ハドソン
プロップスタイリスト
ケイコさんの〝おばあちゃんコレクション〟の数々。「父方の祖母からもらったもの。娘がいないので孫が着てくれるのがうれしいみたい。昔のブランドものだから生地や仕立てが綺麗で着るとちゃんとして見える。毎シーズン、実は一番活躍してます」
服はあまり買い足さないというケイコさん。ワードローブの大半が、何かしらパーソナルなエピソードを持つアイテムだ。「思い出レベルで服を残したり、処分したりしてるのかもしれません。ロンドン時代に買ったものや、祖母からのお下がり…。昔はラフな古着スタイルが多かったけど、最近は少しきちんとしたいなと思うようになりました」
仕事で使う道具やプロップも一緒。広さが必要になるため、押し入れ型の収納を条件に家を探したそう。「服は着る頻度が高い順に数点はスタイリングした状態でハンガーに。実家暮らしの時に編み出したスペース活用術です(笑)」
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ケイコ・ハドソン
静物ヴィジュアルの制作ディレクションやセットデザイン、プロップスタイリングを手がける。日常の小物に向けるシニカルな視点がユニーク。
Photo: Reiko Touyama Text: Aiko Ishii