「国際文化会館」や「軽井沢の山荘」といった作品で知られる、日本を代表する建築家・吉村順三。1977年に建てられた吉村の設計による熱海の私邸が、今夏初めて公開。しかも実験的なショップになっていた!(エディターMT)
夏、建築家・吉村順三が手がけた熱海の邸宅へ。とっておきのデニムを探しに行こう【みんなのニュース】
今年の夏こそ熱海へ!
太平洋を望む熱海の住宅街にひっそりと佇むのは、建築家・吉村順三の設計による私邸。ここで、デザイナー佐原愛美が手がける日本のデニムブランド〈トゥ エ モン トレゾア/Tu es mon Tresor〉のサマー・レジデンシー・ショップ「1977-(イチ・キュー・ナナ・ナナ)」が今夏限定で開催されている。私邸ゆえに住所は非公開。来場者だけに明かされるアドレスは熱海駅から車で20分ほどで、もちろん電車でもアクセスできる立地だ。
重厚感のある木のゲートの先へ進むと、かつてはみかん畑が広がっていたという高台が見えてくる。1000坪の敷地に立つ邸宅は、赤煉瓦とグリーンの屋根があたたかい印象。
早速玄関を入ってリビングルームへ。広々とした庭、そしてその先には太平洋が。部屋の中に自然に配置されたヴィンテージ家具の数々は、〈トゥ エ モン トレゾア〉が今回のためにセレクトしたもの。
タイムレスな家具やグリーンに彩られた空間にいると、東京から少し離れただけで、こんなにゆったりとした時間が流れているのかと驚く。
壁に飾られているのは、NYを拠点とする女性写真家 ジェナ・ウェストラ(Jenna Westra)の作品。ブランドのために撮り下ろした作品にパーソナルワークを交えて、空間に合わせて展示を構成している。
開放感とリュクスに満ち溢れた空間に圧倒されてしまうけど、“サマー・レジデンシー・ショップ”なので、もちろんデニムも充実したラインナップで揃う。〈トゥ エ モン トレゾア〉といえば、エメラルド、アメジスト、ローズクォーツ……など石の名前を各シルエットにつけているのも特徴の一つ。ボタンホールのステッチは、それぞれの石を想起させるカラーリングになっていて、そういう細かいこだわりにもときめく。
定番品に加えて、限定アイテムとしてシャネル・ウエヤマと金井工芸による草木染めのシリーズも。くすみ具合が絶妙なカラーは、よもぎ、ウメノキゴケ、桜、渋柿…などに由来。“美しい暮らし”を再現した空間で見ると、ますます欲しくなってしまうはず。
本当は秘密にしておきたい今夏だけのスペシャルなショップは、週末限定で8月末まで開催中。来店予約は、公式サイトから。
発売中の『GINZA』7月号は、“ひみつの場所”特集。〈トゥ エ モン トレゾア〉のサマー・レジデンシー・ショップをはじめ、クリエイターや著名人などさまざまな方に取材した「とっておきの場所」を掲載しています。こちらもお見逃しなく! 詳細はこちらから
サマー・レジデンシー・ショップ「1977-(イチ・キュー・ナナ・ナナ)」
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今回のレポーター
エディターMT>> トゥ エ モン トレゾアではフレアタイプの〈AMBER〉を購入。ハイライズ&ワイドレッグで、ヒップ周りのフィット感がいい!