さまざまなフィールドで活躍するアイコンにとって毎日でも繰り返し身につけたいユニフォームのような存在とは?十人十色のこだわりが光る、プライベートスタイルを披露。
👗FASHION
〈NOAH〉 コファウンダー、エステル・ベイリー・バベンジンにとってのユニフォームとは?
同じ服を着る人たち vol.5
エステル・ベイリー・バベンジン

直感とムードが反映された
カラフルな色とプリント
マスキュリンとフェミニン、シンプルとボヘミアン。新しい服にヴィンテージをミックスするのも好き。メンズのアイテムもワードローブの定番。相反するスタイルを絶妙なバランスで取り入れるぐらいで、ルールと呼べるものはないけれど、と言いながら、エステルさんが定義した自身のユニフォームは、「色とプリント」。
「いまはちょうど日本にビジネストリップで訪れていますが、旅するときの装いには絶対カラーストーリーがあります。まずベースとなる色を決めたら、服はもちろんアクセサリーと靴も統一して。今回は、私の中でブームのマゼンタ色が入った〈NOAH〉の花柄ジャケットを主役に、リップも同じトーンでポイントを作りました。なにしろ東京に持ってきたスーツケースの中身はピンク系ばっかり。その時々で心地よいと思えるプリントや色を身にまとうとポジティブな気持ちになれるので、私の着こなしには欠かせません」
ヴィヴィッドなパレットが基本かと思いきや、いちばん好きなのはクリームだそう。理由は温かみがあって明るいから。
「でも私は飽き性でもあるので、キーカラーも3週間で変わっていくんです。実はもうすでに気持ちが離れていて、最新のお気に入りはラベンダーやライラック。ネイルも塗り直しました。色とプリントはダイレクトに私の感覚が反映されるから、いつも内面の声に耳を傾け、気分を大切にしていきたいですね」
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エステル・ベイリー・バベンジン
>> 〈NOAH〉 コファウンダー。パートナーであるブレンドン・バベンジンとともにNY発のブランド〈NOAH〉を設立。インテリアデザイナーとしても活躍中で、自身のスタジオDream Awakeを運営。〈NOAH〉全店舗の内装も手がける。
Photo:Wataru Kitao Text:Mika Koyanagi