2025年春夏コレクションの中でも異彩を放つ、銀色の一着。〈プラダ〉のクラフツマンシップがまた新たな物語を紡ぐ。
〈プラダ〉光が彫刻したドレスができるまで
このきらめきの秘密を知りたい?

燦々と輝くミラードレス。モデルが歩くたびにあらゆる方向に光が踊って、ランウェイ中が照らされた。スパンコールの刺繡に、クリスタルの反射。それはまさに、目に見えない光線が1枚の服を象ったかのよう。
フューチャリスティックにも映るドレスに息づくのは、長い歴史に支えられた〈プラダ〉のサヴォアフェール(職人技)。ヌードチュールに透明な糸を使って、重厚にしすぎず軽やかに。熟練の手作業によって縫い付けられた無数の鏡は、コレクションテーマ「無限の現在」を映し出す。多様で複層的な個性が、強い意志で表現された。
ドレスができるまで
Photos&Video_Courtesy of Prada Text&Edit_Motoko Kuroki