ここ数年、易の勉強をしているのです。易は“えき”と読みます。棒をいっぱい持ってジャラジャラやる占いです。中国発祥の占術で儒教の経典でもあるため、漢文とか出てきます。
習得に10年かかると言われていて、興味はあったけれど、なかなか腰が上がらず、でも、始めてしまえば、時間なんてあっという間に過ぎていきます。
ただ、占い道具のジャラジャラ、筮竹、“ぜいちく”というのですが、これがもう手に入らないのです。
材料は竹なので、そこらに生えているでしょう? でも、ある程度の長さが必要で、その大きさの竹を採りに行ってくれる人がいないんだそうです。
これ、書道の筆も同じなんですって。ほんの少し前は普通に作られていた物が、入手困難になっています。
この前、運よく占い専門店に筮竹があると聞き、大人買いしました。「もう新品は出ないよ」と言われました。師匠に報告したら、「高過ぎる」と言われたけれど、いえ、順当な値段です。