遠い昔、土星は境界のシンボルでした。
ここまではこの世、そこからはあの世、人間の暮らしの限界を表し、良心や常識、習慣など、社会を円滑に回していくための基準だったのです。
なぜなら、土星が肉眼で見える一番遠い星だったから。古い占星術では、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の7つの星で占います。
その名残が、曜日として残っていますよね。天体望遠鏡が現れて、占いの要素が増えて、少し複雑になったのです。
11月、土星は境界ギリギリまで進み、本格的にうお座を支配します。運気的には、少し重さが生まれて、地に足をつけて生きる覚悟が決まるはず。
現実に向き合い、責任を持って行動するようになるでしょう。簡単に言えば、大人になるのです。
占いのセオリーとしては、シリアスなニュアンスが強調されるのですが、なぜ、土星には輪っかがあるのだろうと、よく考えるのです。
実は結構おちゃめ、かわいい運気なのではないかとにらんでいます。