ルールって、つまらないですね。そして、同時に、ルールがあるから、安心して暮らせます。自宅に隣接するビルに異国の文化を紹介する場所があって、関係者は同じビルにお住まいなのです。
この方々が、九龍城はきっとこんな風に生まれたのだろうと思うほど自由! 非常階段に手を加え、テラスを作っちゃう。そこに花壇を置く、テーブルセットを置く、時たま、歌あり、演奏ありの宴が開かれ、異国情緒たっぷりだったんですよ。
正直うるさいけれど、母国を離れて頑張っているから0時くらいまでは仕方ない、気が済むまで歌ってよしって思っていたのですが、ある時、解体されてしまいました。
あら、撤収かしらと寂しく思っていたら、ビル全体が売却され、新しいオーナーが厳しく、消防法に従って違法建築を取り締まったということらしいです。おかげさまで夜の宴はなくなって静かになりました。が、なんだか物足りない。一回くらい乱入すればよかったかも!!