毎日に欠かせないスタンダードな日用品こそ、機能やデザインを吟味して選びたい。朝、目玉焼きをつくるフライパンから、すやすや眠れるベッド周りのアイテムまで。あれば家での時間がぐっと楽しくなるアイテムを、7つのカテゴリーごとにご紹介。今回はテーブルウェアをピックアップ。
ユニーク&温かみあふれるテーブルウェア|365日のマイ定番 vol.2

TABLE
ふだんの食事がもっと楽しくなる、
ユニーク&温かみあふれるテーブルウェア。
1. 炭谷三郎商店の栓抜き
推薦者: 森 祐子
南部鉄器の栓抜きは、デザインの普及と地方産業の活性化に力を注いできたクラフトデザイナー・馬場忠寛作。自立するのでインテリアにもなる。「野沢温泉の民芸店で見つけました。南部鉄の重みがちょうどよく、とぼけた表情も愛らしい」。
栓抜 猿 H10.5×W5.8×D3.5cm ¥2,200(炭谷三郎商店)
2. Dina Noのプレート、ボウル
推薦者: 上野智枝子
ポートランドに拠点を置く陶芸家の作品。手回しろくろで成形する温かみのあるフォルムと、ニュアンスのあるカラーリングが特徴。「食材の色もきれいに見えて、盛りつけると料理がランクアップしたように」。
Low Bowl φ21×H4cm 各¥7,000、Large Plate φ24.5×H2cm 各¥7,000(共にディナノー | ブルペン)
3. HAMPSON WOODSの サービングボード
推薦者: 中津由利加
独特な形の取っ手が印象的なフォルム。「1点1点、木目や形状が微妙に違います。ハードウッドで作られているので、水に強く、長く使用できます。料理の支度にも、サービングにも活躍して、便利」。
Size2 H1.7×W40×D16cm ¥10,000、Size3 H1.7×W47.5×D11.5cm ¥10,000(共にハンプソンウッズ | ドワネル)
4. Eichenlaubのカトラリー
推薦者: 井伊百合子
かつて教会でも使われていたドイツ発祥のカトラリーは、1枚のステンレス板から鍛造される伝統が息づく品。「飽きが来ず、長く使える」。
アクリルハンドル デザートナイフ、デザートフォーク、デザートスプーン*受注生産のみ 各¥12,000(アイヘンラウプ | オーバー ザ カウンター BY アーツ&サイエンス)
5. KINTO BOTTLITのカラフェ、キャニスター
推薦者: 金子 渚
キャニスターは、スパイスやハーブが出し入れしやすいように口部を大きめに設計。カラフェは、シリコーンパッキン付きのキャップで、ジュース入れにも。「オイルを入れ替えて並べています。見た目もスッキリ」。
カラフェ 1L ¥2,000、キャニスター 150ml ¥1,200/300ml ¥1,400/600ml ¥2,000(以上キントー)
6. DAISAKのドラキュラ箸置き
推薦者: 伊波英里
京都生まれの陶芸家が手がける箸置きは、お棺の中にドラキュラが!すべて手作業で作られているため、1点1点風合いが異なる。「ドラキュラと箸置きの組み合わせにグッときて、2色購入。落ち着いた色味で、和食器とも好相性」。
H1.2×W6.5×D3.5cm 各¥1,000(ダイサク | トーキョー カルチャート byビームス)
7. NATHALIE LAUTENBACHERのプレート
推薦者: 矢内麻友
北欧のモダンデザインの流れを汲んで作り上げるテーブルウェア。「繊細さと柔らかさがあり、癖がないのにつまらなくない」。
LINUM SAUSER*SMALL PLATE φ10.6×H2.5cm ¥3,900、SEAM PLATE OVAL L H0.7×W17.8×D9.7cm ¥5,750(共にナタリー・ラウテンバッハー | エレファント)
8. Jonas Lindholmのカップ
推薦者: 浅元 充
鮮やかな色の釉薬を使用した、スタッキングできる磁器のカップ。「全色そろえて重ねておくだけでキッチンの風景が素晴らしくなる。大好きな街であるスウェーデンのグスタフスベリで焼かれているのもうれしい」。全7色。
スタッキングカップ HIGH φ8×H11cm 各5,000(ヨナス・リンドホルム | ディエチ)
9. みんげい おくむらのやちむん
推薦者: モリタ ナタリー
沖縄の読谷山焼・北窯のやちむん(焼き物)は、大胆なタッチの絵付けが評判。「とにかく大食いの主人にぴったりで、大きなお皿が食卓を華やかにしてくれます。カレーやパスタ、何にでもぴったり」。
北窯 松田米司 尺皿 点打 φ31×H6cm、北窯 宮城正享 尺皿 波紋 φ30×H6cm 各¥18,000〜(みんげい おくむら)
*記事は2020年12月11日時点の情報です。現在は価格や在庫内容等が変更となっている場合があります。
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愛用品を教えてくれたみなさん
フリーランス編集、PR
森 祐子
海外ブランドの日本展開サポートなどを行う。美しく風通しのよいものが好き。
「Forager」店主
上野智枝子
花のセレクト、ガーデンツール販売のほか、生け込みや撮影のスタイリングも。
〈MAISON EUREKA〉デザイナー
中津由利加
ドイツ・ベルリンを拠点に活動。「KAUFHAUS」のディレクターも務める。
スタイリスト
井伊百合子
ストーリーのある上質なものを熟知し、その分野はファッションから暮らしまで。
「DISCO」オーナー、ネイリスト
金子 渚
独特の色使いが人気。ジュエリーブランド〈MAIDEN〉のデザイナーも務める。
アートディレクター
伊波英里
グラフィックデザイン、映像、プロダクト、空間演出など表現方法は多岐にわたる。
スタイリスト
矢内麻友
モード誌のほか、プロップスタイリングでも活躍。最近、ワードローブ改造中。
フードディレクター
浅本 充
海外経験を生かした、ライフスタイルの提案やフードカルチャーの表現が得意。
「HOTEL DRUGS」「mind spa」オーナー
モリタ ナタリー
フランス生まれ。ダンサーとして活動した後、コーヒースタンドを開店。