生活様式が大きく変わった昨今。あらたに注目を浴びているのはどんなジャンルのどんなアイテム? 推薦者の愛用グッズをコメントとともに紹介。
環境に配慮した選択をしながら、暮らしを楽しむコーヒータイムはいかが?|ニュースタンダードな日用品 vol.10

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環境に配慮した選択をすることと、暮らしを楽しむことは両立できる!たとえば、こんなコーヒータイムは?
1 オオヤコーヒ焙煎所のネルドリップセット
推薦者: 森 祐子
立体裁断を採用したネルフィルターはキュッと口を絞れるストッパーのあるヒモ付きで、ゴールドのハンドルと簡単に着脱できる仕組み。「コーヒーをおいしく淹れられるうえ、ペーパーフィルターがいらない分ゴミを増やさないし、お金もかからない。3つのメリットに気づいてから使い始めました。気分も上々です」。
オリジナルのネルフィルター2枚と専用ハンドル1本のセット。¥3,055(オオヤコーヒ焙煎所 | ファクトリーKAFE工船)
2 クリンスイのガラス浄水器
推薦者: 岡本敬子
浄水技術のパイオニアと、理化学の実験道具なども手がける新潟県の手作りガラス工房のクラフトマンが作ったガラスの浄水器。「キッチンが狭いので、大きい浄水器は置けないのですが、これなら部屋にあってもきれいだと購入。なによりも水がおいしくて、お茶を淹れても炊飯しても、まったく味が違います」。赤サビや雑菌を除去する独自のフィルターで、ミネラル成分はそのままに安心な水に。
本体に、ジャー、ピッチャーの蓋など、ガラス器のセット、フィルター1点付き。クリンスイ JP101-C ¥39,000(クリンスイ | クリンスイサービスセンターSC係)
3 meguruの鹿角のカトラリー
推薦者: 大脇千加子
「自ら狩猟した鹿の角を丁寧に細工して作る美しい逸品。命が“巡る”ことを、食に通じるカトラリーにすることで思い起こさせてくれます。私たちの日常のすべては、つながっているんですよね」。滋賀県を拠点とする作家の合田大智は、鹿角の形に合わせて真鍮を削り出すため、1点ずつ形の異なる仕上がりも魅力。ナイフはステーキ肉をスッとカットできるほど切れ味がいい。
グラスに立てたスプーン/フォーク 各¥28,000、ナイフ ¥41,000、ピンクのソーサーに乗せたデザートスプーン ¥17,000(以上メグル)
4 aco wrapの蜜蝋のラップ
推薦者: 森 美穂子
蜜蝋をベースにしたオイルをたっぷりオーガニックコットンに染み込ませた、土に還る自然素材でできた、洗って繰り返し使える食品包装用ラップ。「常備菜を冷蔵庫に保存するのに、ガラスやホウロウの容器とこのラップが必需品です。器の蓋にしたり、切った野菜や使いかけの生姜のパックなどにも重宝」。手で温め柔らかくして、食材や容器にピタッと密着。奄美大島の金井工芸による天然染め。
バナナの切り口を包んだSサイズ φ約13cm ヒスイ色 ¥1,200、上から: ホウロウ容器の蓋にしたMサイズ φ約19cm スオウ色/泥染め 各¥1,500(以上アコラップ)
*記事は2020年12月11日時点の情報です。現在は価格や在庫内容等が変更となっている場合があります。
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愛用品を教えてくれたみなさん
フリーランス編集、PR
森 祐子
海外ブランドの日本展開サポートなどを行う。美しく風通しのよいものが好き。
服飾ディレクター
岡本敬子
旅の達人としても有名。近著に『好きな場所へ自由に行きたい』(光文社)が。
「WONDER FULL LIFE」主宰
大脇千加子
ファッションプランドのデザイナーを経て、日本各地で作り手と協働する作品制作を開始。
〈and wander〉デザイナー
森 美穂子
東京生まれ。2010年に池内啓太と〈and wander〉を設立し共同デザイナーに。