フードコーディネーター 寺本りえ子さんに聞いた「あなたが尊敬するワーキングウーマンを教えて!」働く女の流儀 #06
寺本りえ子
もともとは音楽活動をしていたんです。自身のCDのリリースなどのほか、ピチカート・ファイヴのコーラスも。ヴォーカルの野宮真貴ちゃんとは「Oui Oui」という歌って踊るDJチームを結成していました。子どもの頃から体が弱く、それを克服しようとして食に行き着いたんです。宮崎産の野菜通販「ベジオベジコ」のディレクションのほか、宮崎・高千穂の蜂蜜のブランディングやカフェメニューのオーガナイズもやらせていただいています。2010年に宮崎が口蹄疫で大打撃を受けた時にチャリティのフリーマーケットを呼びかけてから、宮崎に関わる仕事をすることが多いです。
誰かの笑顔につながることしかしたくない、と思っています。どちらか迷ったら、目先のお金ではなく、愛を選ぶようにしています。音楽をやっている頃はどちらかというと我をむき出しにしていた気がしますが、食に関わってからは、伝えたいこと、共有したいことが多く、そのコミュニケーションの中で学んだことがたくさんあります。 出逢いも変わってきて、自分により良い環境になり、人間関係のストレスも少なくなってきました。困った事態になっても、何かワクワクする道を探して、あまりネガティブにならないようにしています。よく考えたら愛をテーマに仕事をするために、1人でやっているのかもしれません。会社員だとそうはいかないこともきっとありますよね。
いろんなターニングポイントで音楽には救われました。やっぱり音楽も好き。誰かの笑顔につながることであれば、これからもいろんなことにチャレンジしていくと思います。自分がワクワクすることをやっていきたいです。
タイ・チェンマイにある施設「バーンロムサイ」で作られた財布とキーホルダー。「昨年、子どもたちと料理を作りました」
アロマが必需品。「仕事の時はマインドコントロールが大事。いらいらしたり、緊張している時にかぐとリラックスできます」
次のバトンは・・・
丸の内ハウス事務局 統括マネージャー
玉田 泉さん
「発想力・決断力・行動力があります。 いつも一生懸命で、周りを動かせる人です。」
by 寺本りえ子さん
てらもと・りえこ≫ 2013年より「ベジオベジコ」のディレクターや、出身地・宮崎県五ヶ瀬町の風土アドバイザーなども務める。発酵食の普及や食育にも精力的に取り組む。ケイタリングも行っている。