鮮やかな色を大胆に組み合わせ開放感を大切にした部屋づくり。北欧からパリ、NY、ベルリン、ソウル。ファッショニスタの自宅を拝見！
🛋LIFESTYLE
世界の憧れスイートホーム パリ編 vol.3
パリ
レア・イッサリニ
Lea Issarni
モデル、〈Manci〉デザイナー
パリの中心から離れた11区、「昔ながらの村みたいな雰囲気」があるというこのエリアに昨年7月、レアは念願のアパートを購入した。
「以前は2区に住んでいて仕事にも便利だったんだけど、騒がしいのが嫌で。ここは車が入って来られない小道で私の部屋は中庭側。とても静かな環境です」
今は1980年代のインテリアをイメージして、内装に手を入れているところ。「曲線的なグラフィックや素材感。ちょうどローテーブルをオーダーしている〈MAISON MÈRE〉が気分」だと話す。
キャスティングの合間に始めた刺繡をきっかけにブランドをスタート。部屋にも絵やオブジェなど作品が多く飾られている。「ほかにもギフトとか思い出があるアイテムばかり。好きなものに囲まれた毎日がインスピレーションになっています」
サロンで刺繡をするレア。このソファからの部屋の眺めを気に入っている。脚付きの裁縫道具の箱は祖母から譲り受けた。中には細々としたものを収納してすっきりと、サイドテーブルのように使っている。
毛糸を使って絵を描くようにデコレートした鉢植え。「最近よく作ってます」
まだ工事中のキッチン。これから壁にタイルを貼る予定。ここにも絵や旅先で買い集めたもの、綺麗なミモザを飾って。「植物やお花が好きでよく買います。本当は観葉植物をもっと増やしたいの」
服作りはこのガラスの作業台で。彫刻は友達からのプレゼントで、ランプはアンティーク。
手前のテーブルは母から譲られたもので、裁縫箱とそろっていちばん大切にしている家具。奥の棚上のキャンドル立ても母の手作り。壁の絵は彼女の作品。床の〈Flex〉の花瓶は彼からの贈り物。小さなラグはトルコを旅行したときに買った。
こちらも彼女の描いた絵。「いいなと思った絵はどんどん壁に。いつも見ていたいから」
祖母からもらったアンティークのスーツケースと鏡。この中に刺繡や生地のストックをまとめて入れている。
Photo: Mari Shimmura Coordination: Masae Takanaka Text&Edit: Aiko Ishii
