2022年、福岡にコンテンポラリーアート・ミュージアム&ショップの「ヴンダーカマー フクオカ」が誕生。現在は展示「ジーナズ サプライズボール」を開催中。2023年6月下旬まで、愛の詰まったハンドクラフト製品を手に取ることができる。
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不思議で楽しいキャビネット。福岡の「ヴンダーカマー」で選りすぐりのクラフトに出合う
スタイリストの飯田珠緒さんから、「福岡にこんなかわいい場所があるよ」と編集部に特ダネが届いた。アーティストの松尾由貴氏がキュレートする「ヴンダーカマー フクオカ」だ。

福岡市のショップ「ダイス & ダイス」内に2022年にオープンした、小さな小さなミュージアム。ドイツ語で「驚異の部屋」を意味する「ヴンダーカマー 」は、大航海時代以降に新大陸から運ばれた珍品をヨーロッパの王侯貴族がコレクションして陳列していたスペースのこと。現代の博物館の原型でもある。その名を冠した「ヴンダーカマー フクオカ」では、松尾氏が好奇心の赴くまま集めたモノたちが、所狭しと並べられている。
そして現在は、アメリカの作家・ジーナが作るサプライズボールを展示販売中。これがたまらないかわいさなのだ!
サプライズボールとは、古くはネイティブアメリカンの伝統に由来したクラフト。色とりどりの薄紙のテープを巻いて作られたボールの中には、20個ほどのおもちゃが巻き込まれている。テープを解いていくと、次々におもちゃが現れるという仕組みだ。
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Text: Motoko KUROKI