大胆にリノベーションを施したり、所狭しとお気に入りの雑貨を並べたり…自分の“好き”に忠実な人の部屋をスナップ。隅々までアイデアにあふれた実例を、これからのインテリアの参考に。短期連載 #十人十色のマイルーム
本やアートを全面に、二拠点で叶う偏愛の住まい。会社員・Pyamaのお部屋
十人十色のマイルーム vol.9
会社員
Pyama
本やアートを全面に
二拠点で叶う偏愛の住まい
「毎週のようにギャラリー巡りをしているので、部屋にはアート作品や本がどんどん増えていきます。アーティストの方々と直接知り合う機会も多く、応援する気持ちも相まって、特別な愛着が湧きますね」
気になるものは即購入し、スペースを気にせず次々と追加していく。ギャラリーや仕事で知り合った写真家、グラフィックアーティスト、知人を集め自身でイベントを開くこともあり、備品やプロップ類をそのまま飾ることも。ミラーボールやカラフルな配線もその一つ。
「アーティストの作品、備品、派手なものが好きなのでネオン管やカーテン代わりのキャンプ用アルミシートなどを一つの空間に詰め込んでいます。ミスマッチさが、かえって心地いいんです。物量を活かして、将来、小道具のレンタルやリサイクルショップを始めるのも面白いかも。簡単には手放せないかもしれないけれど、これ以上物を増やすとどうなるのか心配です(笑)」
家電がほとんどないのも驚きだ。それは、都内の実家に暮らしながら、1年ほど前から10畳ほどのこの部屋を借り、「二拠点生活」をしているから。最初は仕事部屋として借りたつもりだったが、居心地がよく、いつの間にかこちらがメインになった。
「実家の部屋は暮らしを優先して、それ以外の雑貨などはほとんど飾っていませんでした。その反動で、ここでは趣味全開の部屋を作る楽しさを満喫しています」
Photo_Yuka Uesawa Text_Shoko Matsumoto