大胆にリノベーションを施したり、所狭しとお気に入りの雑貨を並べたり…自分の“好き”に忠実な人の部屋をスナップ。隅々までアイデアにあふれた実例を、これからのインテリアの参考に。短期連載 #十人十色のマイルーム
🛋LIFESTYLE
自然と仲間が集う部屋のキーワードは、可変性。フリーランスマーチャンダイザー・サトウユカのお部屋
十人十色のマイルーム vol.3
フリーランスマーチャンダイザー
サトウユカ
自然と仲間が集う部屋の
キーワードは、可変性
サトウユカさんの家のLDKは約20畳とかなり広々。「友人や仕事仲間がよく来るので大人数でも集まりやすい間取りの住宅に去年引っ越しました。メンバーやシチュエーションによって家具の配置を変えています」
部屋中央の〈カール・ハンセン&サン〉のCH002は正方形から楕円形に伸長するバタフライテーブル。友達が宿泊時に使うマットレスは三分割できるので、普段は二つ重ね、一つは背もたれにしてソファとして活用している。収納ボックスは軽くて動かしやすい段ボール製。冬になると部屋の中央にコタツを置き、鍋をしたり、プロジェクターで映画を観て盛り上がる。夏は窓際に座って、中庭を眺めながら夕涼みするのが至福の時間なのだとか。大勢のゲストに対応するため、椅子とスツールは約10脚がスタンバイ。名作と呼ばれるアイテムも珍しいカラーや素材使いのものをセレクトしているところにサトウさんのこだわりを感じる。そして、障子が印象的なこの室内に北欧家具が不思議と違和感なくなじんでいる。
リビングの奥には、コンパクトな寝室。備え付けのハンガーバーには服が美しくつるされていて、ディスプレイ力が光る。どこを見ても気持ちよく整えられた家だけど、緊張感はまったくない。それはきっと愛らしいハンバーガーのライトや肉の形をしたオブジェ、クスッと笑えるクッションなど、ファニーなものがちりばめられていて、和やかに歓迎してくれるからだ。
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Photo_Yuka Uesawa Text_Mariko Uramoto