大胆にリノベーションを施したり、所狭しとお気に入りの雑貨を並べたり…自分の“好き”に忠実な人の部屋をスナップ。隅々までアイデアにあふれた実例を、これからのインテリアの参考に。短期連載 #十人十色のマイルーム
🛋LIFESTYLE
アトリエと住まいを兼ねて自然体で創作できる暮らし。アーティスト・YUUKIのお部屋
十人十色のマイルーム vol.2
アーティスト
YUUKI
アトリエと住まいを兼ねて
自然体で創作できる暮らし
以前は郊外の広い1LDKに住んでいたYUUKIさん。1年半ほど前に、都心のワンルームに引っ越した。
「そこまで広さはいらないから、人と会いやすい立地で、もっとコンパクトな、自分がフレキシブルに動ける場所を選びました。今の住まいはアトリエと生活空間を一つの場所に収めています。家具でざっくりとエリア分けをしているので、違和感なくひとつながりに調和しているんです。内見の時、特に間取りは気にしていなかったのですが、入った瞬間にここでの生活がイメージできました。今の間取りは気軽に模様替えも楽しめるので、レイアウトを変えるたびに新しい発見があって楽しいですね」
差し色のインテリアはほとんどが〈IKEA〉。シンプルなヴィヴィッドカラーのデザインが好みなのだそう。全方向にアンテナを張れる環境にするため、家具やオブジェ、植物も鮮やかで、インスピレーション源になるものを選ぶ。絵を描いたり作業したりするためのアトリエスペースでありながら、衣食住を兼ねているのには理由がある。
「例えば、寝ていて突然アイデアが浮かんだ時や、お風呂でひらめいた時に、すぐに手を動かせるのがすごく便利なんです。別々の部屋に分けるのも憧れるのですが、作品と生活が一つの空間でつながっている方が、自分にとっては自然。日常の中で作品を俯瞰して見ることで、新しい発想が生まれて、買ってくれた方のもとでの作品の在り方も、想像することができるんですよね」
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Photo_Yuka Uesawa Text_Shoko Matsumoto