2021年4月6日(火)から5月15日(土)まで、銀座の「ガーディアン・ガーデン」で、第23回グラフィック「1_WALL」展が開催。厳選なる審査に通ったファイナリスト5名が渾身の作品を発表する。
「ガーディアン・ガーデン」で第23回グラフィック「1_WALL」展が開催。ファイナリスト5名が出品

次世代を担う若手を発掘するグラフィック「1_WALL」展も今年で23回目。ポートフォリオによる一次審査、審査員と対話する二次審査を通過したファイナリストが作品を発表する場となっている。
審査員には、アートディレクターでグラフィックデザイナーの上西祐理、ウェブ・デザイナーの田中良治、イラストレーターの長崎訓子、グラフィックデザイナーの服部一成、編集者の室賀清徳ら、クリエイティブ業界を牽引する錚々たる顔ぶれが集まった。
そんな厳しい関門を突破したのは、石川晶子、芹、平手、堀田ゆうか、八木恵梨の5名。
石川晶子は、布に刺繍やプリントをすることで花器や器を描き新たな“陶芸”を行う。芹は、木材やビニールテープを用いたインスタレーションと平面のグラフィックで空間を構成。平手は、他者との距離感を考える中で生まれた、ファッションとして身につけられる造形作品をつくる。堀田ゆうかは、キャラクターの概念を追求し、ベニヤ板に鉛筆やアクリル絵の具で表現。八木恵梨は、自らに起きた出来事から着想を得て、水彩絵の具や鉛筆でドローイング。
4月22日(木)には、公開での最終審査会が行われ、作品を出品している5名のプレゼンテーションや審査員の講評の様子をライブで配信予定。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と、制作費として30万円が贈られる。
新たな価値観や創造が生まれる場に立ち会うことができる、またとない機会。ぜひ、足を運んでみて。