メインストリームからニッチな端っこまで、古典から最新曲まで、ジャンルを横断しながら日々音楽を楽しむコクブユウさん(編集者)が、GINZAガールのためにテーマごとに選曲するプレイリスト連載。第7回目は、スティービー・ワンダーの変わり種”食虫花”の楽曲から、恋人とお花にまつわる華やかで淡い楽曲まで、様々な角度からお花をテーマに選曲して頂きました。お花見できなかった皆さまへぜひ!
編集者・コクブユウがGINZAガールに薦めるプレイリスト vol.7「imaginary flower」

「映画でも音楽でも”食わず嫌い”ってあると思うんですけど、自分はスティービー・ワンダーが近年までそれだったんです(昔映画監督のジョン・ウォーターズが嫌いと言っていたので影響受けちゃったのかも)。でも、もし自分と同じような方がいたら『Journey through the Secret Life of Plants』というWalon Greenのドキュメンタリー映画のサントラをオススメしたいです。”いわゆるスティービー”じゃないので克服できるかも。
今回のお花のプレイリストにはその中から『Venus’ Flytrap And The Bug』を。Venus Flytrapって食虫花なのですが、葉の縁にあるトゲトゲがまつ毛のように見えるので”女神”(のハエ取り罠)。可愛い由来ですよね。21曲目の『Flora』も神話では”花の女神”。同様に、曲名にFLOWERとは入っていないけどお花のことを歌ってる楽曲が中心で、17、18曲目のBrad stankやMichael Seyerとか、20曲目『You You You You You』にも”5月に花が咲く”という歌詞が出てきます。この曲を聴くと恋っていいなーと懐かしさと淡さに包まれるし、その前の『It’s A Game』も素晴らしくてこれDrag Cityの中でも隠れた名盤だと思うな〜、てかもう全曲大好きですね(笑)。坂本慎太郎さんの楽曲はお花と関係ないけど気分的に!来年はお花見したいですね。」
Playlist
1 Michael Franks / Just Like Key Largo
2 Vampire Weekend ft. Steve Lacy / Flower Moon
3 Galcher Lustwerk / Cig Angel
4 Forever Calypso / Shrimp & Oyster
5 坂本慎太郎 / この世はもっと素敵なはず
6 Jean Guy Ruff / Cover Girl
7 Chaseiro / Sapa Prabencana
8 Claudia De Colombia / Las Mismas Cosas Bonitas
9 Piero Piccioni / Eros
10 boylife / peas
11 Aaron Space & His Terrestrial Underlings / (Blues) In Orbit
12 Nostrum Grocers, Milo, Elucid / where’ing those flowers
13 infinite bisous / @ Home
14 Stevie Wonder / Venus’ Flytrap And The Bug
15 ASA CHANG & 巡礼 / 花
16 Domenique Dumont / Un jour avec Yusef
17 Brad stank / Watering the Garden
18 Michael Seyer / Ring Around the Rosie
19 Edith Frost / It’s A Game
20 The 6ths, Katharine Whalen / You You You You You
21 Alexandra Spence / Flora (For A Friend)
22 Bill Withers / You Just Can’t Smile It Away
23 坂本龍一 / A Flower Is Not a Flower
24 Brigitte Fontaine, Areski Belkacem / Gamme