環境への配慮、スタイルの追求、ブランドの精神の進化、コミュニティづくり… デザインだけではなく、その姿勢もかっこいいブランドをGINZAが厳選!
〈ワイ プロジェクト〉〈ピーター ドゥ〉〈テルファー〉etc. 今季おさえたいブランドをピックアップ vol.2

ワイ プロジェクト
ベロアボディスーツ ¥102,000、パンツ*取り外し可能なショートパンツ付き ¥87,000(共にワイ プロジェクト | ザ・ウォール PR Tel: 03-5774-4001︎)
2013年よりワイ プロジェクトを手がけるグレン・マーティンスは既存のアイテムをツイストさせ、驚きのフォルムを生み出し続けている。下のパンツはイギリス・エリザベス1世時代(16〜17世紀)のコルセットに着想を得て、前面に深いVカットが。シャツは、ストラップを体に巻きつけることでパンツを固定し、ボディスーツとなる。今秋ブランドを象徴する過去のアイテムを定番ラインとして再展開予定。
ピーター ドゥ
ドレス ¥322,000(ピーター ドゥ | ザ・ウォール PR Tel: 03-5774-4001︎)
ベトナム出身のピーター・ドゥが2018年にNYで設立。今年LVMHプライズのファイナリストにノミネートされた。フィービー・ファイロが手がけていたセリーヌやデレク ラムで経験を積み、品格のある美しいテーラリングを得意とする。今季はホラー映画で最後まで生き残る“ファイナル・ガール”をイメージ。光沢のあるレザーは映画『マトリックス』(99)の衣装を彷彿とさせる。
メリル ロッゲ
ニット ¥87,000、プリントスカート ¥54,000(共にメリル ロッゲ | エストネーション Tel: 0120-503-971)
今季デビューしたメリル・ロッゲはアントワープ王立芸術アカデミー卒業後、2008年マーク ジェイコブスのデザインチームへ。7年間在籍し、ドリス ヴァン ノッテンのヘッドデザイナーに転身。昨年独立して故郷ベルギー・ヘントにスタジオを構えた。ポップな感性や巧みなプリント使いは経歴によるものなのか。キャリアを積んだ35歳の新人の今後が期待される。
テルファー
ソファの上のバッグ ゴールド H28×W38×D13cm ¥23,000/イエロー H37×W49×D20cm ¥29,000、ニットとフェイクレザーの切替デニムパンツ ¥100,000、ラックにかけたバッグ H12×W17×D8cm 各¥17,000、ラックにかけたスウェット切替ダウンジャケット ¥90,000、袖がナイロンのニットトップ ¥89,000、ベロアトラックジャケット ¥62,000、同パンツ ¥59,000(以上テルファー | ディプトリクス Tel: 03-5464-8736)
テルファー・クレメンスがブランドを立ち上げたのは2005年。しかしブレイクしたのはここ数年で、きっかけはフェイクレザーのトートバッグだった。豊富な色・サイズ展開と手頃な価格から、テルファーと同じくNYを拠点にするマイノリティな出自のクリエイティブな若者たちのシンボルとなり人気を博すように。アメリカンカジュアルに遊びを加えたデザインの服も注目を集めるようになっている。