もっともベーシックで身近な白と黒。無難にこなしていませんか?そのパワーを最大限に生かし、素敵に着るアイデアを提案。美術博士・筒井亜湖さん、スタイリスト・木村舞子さんによる色彩心理における印象などのレッスンもチェックして。
ぐっとオシャレに見える“白黒”バランス|上質モノトーン講座 vol.3
Black & White
白黒コーディネートのバランス学
セーラーカラー調のブラウスとダブルウエストのワイドパンツでマリーンテイストに。シンプルなモノトーンだからこそ、ディテールが効いたデザインを選ぶのが正解。
ブラウス ¥27,500(ミヤオ×レイ ビームス | ビームス ウィメン 原宿)/パンツ ¥74,800(レジーナ ピョー | エイチ ビューティ&ユース)/シューズヒール2.5cm ¥74,800(マルティニアーノ | スティーブン アラン トーキョー)/バッグ H21×W21×D6cm ¥58,300(アー・ペー・セー | アー・ペー・セー カスタマーサービス)
白いカットワークシャツを主役にしたいから、ボトムとシューズは黒で脇役に。サングラスがアクセント。
シャツジャケット ¥99,000(JW アンダーソン | 三喜商事)/ショートパンツ ¥26,400(ディッキーズ × イン | ブランドニュース)/サングラス ¥37,620(オリバーピープルズ | ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)/シューズ ヒール2.5cm ¥55,000(カチム)
コットンのノースリーブにハリのある高密度ポリエステルのドレス。白×白は素材を変えて立体感を出すとモダンに見える。膨張色でもある白の足元は黒で引き締めて。
ロング丈のエプロンドレス ¥31,900(ザ・リラクス)/タンクトップ ¥14,300(RHC | RHC ロンハーマン)/ミュール ヒール9cm ¥72,600(ビューティフルシューズ×ハイク | ボウルズ)
黒ベースには少しだけ白を差すと抜け感が出る。トップとボトムのボリュームを変えてシルエットにメリハリを。
ニットトップ ¥49,500(クリスタセヤ)、Tシャツ*2枚セット ¥5,280(ヘインズ フォー ビオトープ | 共にビオトープ)/パンツ ¥25,300(リノ | グッドスタンディング)/ベルト ¥13,200(シー | エスストア)/バッグ H32×W60×D12cm ¥20,900(エンダースキーマ | スキマ 合羽橋)/スニーカー ¥38,500(オルフィック | アルファ PR)
Lesson
白と黒の特性を効果的に生かす
「明度の高い白をトップに、低い黒をボトムにすると安定感のある組み合わせ、逆にすると動きのある雰囲気になります。肌を白く見せたいなら顔周りに黒をもってくる。サングラスやアクセサリーも効果的です」(筒井亜湖)
ではコーディネートのポイントは?
「色の分量を均等にすると古臭い印象になってしまうから要注意!モダンにアップデートするのが大切。どちらかをベースに反対色を少しだけ入れるのがオシャレに見せる方法。トップとボトムで色を分ける場合にはデザイン性のあるアイテムを選ぶのがおすすめ。モノトーンだからこそディテールが効いて今っぽく着こなせます」(木村舞子)
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筒井亜湖
美術博士。多摩美術大学、東京工芸大学、武蔵野美術大学で色彩学の講義を担当。配色や絵画作品の評価について、心理学的な方法論を用いて研究を行う。ステイホームでは愛猫と過ごし、外出時にはハイヒールを愛用。
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木村舞子
スタイリスト。百々千晴氏に師事後、独立。カジュアルからモードまで黒をシャープに着こなす達人。このページのスタイリングを務める。ginzamag.comで連載中の「サステイナブルライフへの道!」も話題に。