素敵な人はみんな、それぞれのおしゃれの哲学を持っている。 スタイルを貫く人に“いま”の気分を見せてもらったら、 好きなものをまっすぐ追う、ファッションの楽しさにあふれていた。
北村道子「セルフコーディネート2018」 スタイルを貫く人に“いま”の気分を見せてもらった

Jacket: ポール・ハーデン Sweater, Pants: キャラメル Glasses: 白山眼鏡店 Earrings: ミキモト Scarf: プラダ(メンズ) Bag: 神保町で購入 Shoes: MBT
「首の開きや肩の落ち感などを安全ピンで留めたりして調整しています。自分の体にしっくりこないと不愉快になってしまうんです。黒真珠のピアスもネックレスが似合わなかったので解体して作りました。流行に惑わされるのではなく、スタイルを貫き通す“ダンディズム”に共感します。スタイリストという仕事はあくまでも裏方。それに見合った服装をいつも意識しています。黒・白・グレーがベースで、差し色を入れることがこだわりです」
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北村道子
スタイリスト。数々の映画で衣装デザインも手がけている。もうすぐ70歳だが、「いかにもな老人」をめざしている。今はロンドン発の子ども服ブランド〈キャラメル〉のママ用の服がお気に入り。