2022年12月7日 (水)から25日(日)「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店」にて、イベント「Re:USE 〜自然とのかしこい付き合い方〜」が開催される。クリエイターや生花店が集い、植物を日常に取り入れるうえでの気づきを提供する。
「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店」で自然への気づきを提供するイベントが開催

SDGsへの意識がだいぶ高まった昨今。とはいえ、肩肘張らず、自分の心を満たす方法として自然と付き合っていくのがいちばん。人間のクリエイティビティもきっと自然のひとつ。そして、普段の生活の中には、植物のパワーを借りるチャンスがたくさんある。
イベント「Re:USE 〜自然とのかしこい付き合い方〜」は、クリエイティブ・エージェンシーkontaktがキュレーションを担当。才能豊かなアーティストらの作品やプロダクト、アイデアが集うが、どこか素朴な雰囲気に包まれている。素敵なものに出合えるけれど、スノッブな感じはなくて、たとえば、小さい頃に空き地や里山を探検したときのようなドキドキ感がある。
まず、花器次第で道端の雑草も印象深いインテリアになると教えてくれるのは、コペンハーゲンのデュオが手がけるプロダクトレーベルの「ニコ・ジューン」。
いっぽう京都の「mitate」は、「まずは野生の草花を観察し、一輪を愛おしむことをはじめてみる」をテーマに器をセレクト。骨董市で見つけたガラス瓶や蛸壺、さらには朽ちた竹など、ハッとするような器合わせで”平凡”な野の花を空間を引き締めるアクセントに昇華させる。
イベントブース内の植栽を担当するのは、「ザ・リトル・ショップ・オブ・フラワーズ」。雑草を使ったディスプレイに、飾らない美が立ち現れる。
愛でるだけでなく、身体に取り入れるのも重要な自然との関わり方。〈ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ〉ならではの視点で、魅力あるものづくりをピックアップする。それは、たとえばエディブルフラワーを使った〈サンペダル〉の塩。「花がおいしい」という、少し不思議な(でもきっとこれからスタンダードになる)感覚に触れる。
さらに、ヘアスタイリストのKENSHINが率いるイノベーション・ラボラトリーの〈EPO LABO〉から、フレグランスアイテムも並ぶ。近未来的でもあり伝統的でもある視点で有機物との付き合い方が探られ、それがエッセンシャルオイルやバスリキッドといったプロダクトに落とし込まれていく。
「自然とのかしこい付き合い方」に正解はきっとない。でも、ほんの少しやり方を変えるだけで、道具を取り入れるだけで、いつもと違う豊かな体験がはじまる。そんな気づきに満ちたイベントだ。