GINZA3月号「やっぱり家が好き!」特集内の企画「十人十色のワンルーム」(本誌P.26-P.37)を担当した編集スタッフが、その場で素敵!と感じた事柄をアフタートーク。グッドな脇役や意外なモノの活用術などニッチな視点でお届け。
ほしい!真似したい!お部屋訪問こぼれ話
GINZA3月号「やっぱり家が好き!」担当編集部員が気になったアイテムは?
ハイセンスなインテリア巧者から得た空間を更新する6つのヒント
ハイセンスなインテリア巧者から得た空間を更新する6つのヒント
ヒント1:大人はぬいぐるみをどう飾る?
編集A(以下A) 毎年恒例のお部屋取材。今回も多種多彩で、見どころ満載でしたね。
編集I(以下I) 核となる部分ではないけれど、反射的に「これはなんですか!?」と聞いてしまう小さな発見もたくさんあったので共有しましょう。まずは、ぬいぐるみ事情を深掘りしたいです。あらためて振り返るとお邪魔したほとんどの家にあって、大人になってもやっぱりみなさん好きなんだなって。
編集T(以下T) 大のオフィシャルグッズマニアで、食べるのも鑑賞するのも好きだというハリボーベアを、クローゼット下の収納ボックスに潜ませている方がいました。ポップなコレクションも一点に集結させることで、トゥーマッチに見えずインテリアとして取り入れられる好例だなと。
I なるほど、キャラものほど、さりげなく。それで言うとシルバニアファミリーを集めている写真家の方にも近しい要素があるかも。インターホンの上や梁の隙間など、リビングに点在しているドールが全て後ろを向いていたんです!ご自身の作品でも被写体を後ろ姿で撮影することが多いらしく、生活の一部にリンクしているのが面白いなって。
A アノニマスなドールを街で見つけてきたり、自作したりして愛でている方は印象的でした。
I 名もなき人形……!だからこそ、きっと飽きがこないのかも。
A ノータグのものを探しに、トイショップを回ってみるのも楽しそうですよね。
T 大人がぬいぐるみを愛でるのって、根底には純粋な「可愛い!」があるけれど、人生を共にしてきた収集物だったり、自身の作風に通じるところがあったり、大切にしたい理由がちゃんとある気がします。
Photo_ Yuri Manabe, Yuka Uesawa Text_ Erina Ishida