写真家・石田真澄さんによる旅の記録。2025年5月に訪れた北欧について綴ります。
初夏の北欧、写真日記
石田真澄が写すスウェーデン、デンマーク、スイス

5月26日22:00頃に羽田空港第2ターミナルに着く。
27日00:30のフライトって、26日の深夜なのか27日の深夜なのかわからなくなり何度も確認した。 第2ターミナルの国際線は天井が膜のように包まれていて、近未来感がある。
家で夕飯を食べシャワーを浴びてから宇宙船のような空港に行く。いつもと違う、そのことだけでも気分は浮つく。いい旅の始まり。楽しい予感。
ここから13時間以上かけてスウェーデンのストックホルムにいき、その後にデンマークのコペンハーゲン、 スイスのチューリッヒを回る。
ちなみに、機内とホテルではモンベルのソックオンサンダルを履くのがおすすめ。


初夏の北欧は、日向はちょうどよく暖かく、日陰は少し肌寒い気候で、東京での「今日みたいな日が続けばいいのにね〜」のその日が毎日続いているよう。サマーニットってこんな天気だと快適に着られるのかあと話す。東京の湿度じゃ難しい。スカーフが活躍した。

事前にふんわり予定を立てつつも現地に着いてからの天気で予定を変更していく。
ストックホルムで丸一日晴れ予報の日は「ローゼンダール・ガーデン」に向かった。
併設されているカフェで食事をし、デザートを持って芝生に座る。
キャロットケーキとルバーブのデニッシュ。
芝生に植えられている木々は背が低い品種で、ピクニックをしている人々と⻘い葉の距離が近い。
見渡すとかなり密度を感じるが、なぜか窮屈さは感じない。
人が集まっていても、みんな思い思いに過ごしている人ばかりで、見ていて気持ちよさがあったからかもしれない。
木陰でレモンパイの話をした。
ストックホルムでは「Bolt」というアプリを入れて電動自転車で移動をした。
駐輪スポットがかなり多いので、街中を効率よく回ることができて大活躍した。
Photo & Text: Masumi Ishida Edit: Tomoe Miyake