宇宙人・高橋さん(角田晃広)の命の危機に清美(市川実日子)と同級生たちが立ち上がる!『ホットスポット』(日テレ 毎週日曜よる10時30分〜)9話を、ドラマを愛するライター・釣木文恵と、イラストレーターのオカヤイヅミが振り返ります。8話レビューはコチラ。
🎨CULTURE
『ホットスポット』9話。ああ最終回が来てしまう……!
集大成的任務決行、特殊能力がなくても「アベンジャーズ」になれる

考察『ホットスポット 』9話
高橋さんのために
「アベンジャーズ」集結!
頑固な宇宙人・高橋さん(角田晃広)、穏やかな未来人・村上さん(小日向文世)に加え、機械系を操る超能力者・瑞稀(志田未来)まで登場した『ホットスポット』。会話があまりに日常だから気づきにくいけど、能力を証明する場が「ジョナサン」だからすごさが伝わりにくいけど、これっていわゆる「アベンジャーズ」ではないか?
清美(市川実日子)たちが勤めるホテルが、市に売却されることが決定。従業員には十分な補償が施されることになったが、定期的にホテルのお風呂に入ることが必須の高橋さんにとっては生命の危機。売却を止められないかと、清美らは作戦会議を始める。あやにゃん(木南晴夏)の夫で市職員・都市計画担当の信一(田村健太郎)、かつての同級生で今は弁護士のミノケン(前野朋哉)をのんちゃん(MEGUMI)のスナックに次々と招集。その過程で、高橋さんが宇宙人であることが「特別だよ」の言葉とともにどんどん明かされていく。驚く信一やミノケンに対し、スッと受け入れるのんちゃん。その違いが面白い。
新市長・梅本雅子(菊地凛子)の不正の疑いについて話す信一、不正を暴くために必要そうな書類のアドバイスをするミノケン。こっちも……というか、それぞれが自身の能力を発揮して誰かの危機を助けようとする、こっちこそ「アベンジャーズ」だ。あやにゃんの「ほれぼれするほどの口の悪さ」(4話より)も、きっとチームの士気を高めるのに大いに役立ったに違いない。
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Edit_Yukiko Arai