「フミちゃん、ちょっといいかな?」と
瀬古井さんが神妙な面持ちで手紙を取り出し、
読み始めた。「フミちゃん、俺、
いつもフミちゃんには半端な態度ばっかりで
申し訳ないと思ってる」
突然の事にあたふた。手紙は続きます。「急な食留学も快く見送ってくれたり、セコイキッチンの撮影の時は気配を消して身を潜めてくれたり、俺のためにいろいろありがとう。感謝してる。はじめの頃は本当に俺のこと好きなのかな?と訝しく思ったりもしたけど、フミちゃんの大きな愛に支えられて今の俺がいると思ってる」。感動的な内容に涙していると、瀬古井さんが急に表情を変えて「このドッキリ、いつかYouTubeにアップしていい?」と。興醒め。いや待って。それっていつかYouTubeで恋人宣言してくれるってこと?