東京を拠点に活動する4ブランドの服を友人たちが身にまとう。デザイナーに紹介してもらった被写体を迎え、撮影を敢行。思い入れのある一着をセルフスタイリングしてもらいました。#東京ブランドとクリエイター仲間
空間デザイナー黒沼祥子が語る、東京ブランド〈OHROHEE〉
エレガントだけど“普通”に収まらない面白さと説得力
〈OHROHEE〉
meets
空間デザイナー黒沼祥子

from Designer
「自分のルーツでもある韓国、そして日本と西洋。3つの文化の折衷がファーストコレクションで挑戦したかったこと。映画『お嬢さん』からインスピレーションを受け、黒沼さんが着たドレスは主人公の名前から“HIDEKO BOJAGI DRESS”と名付けています。テキスタイルは韓国民画の手法を参考に手描きで。ボジャギ(風呂敷の意)のようにきゅっと結ぶディテールも取り入れました。いろんなファッションを通ってきた成熟した女性にこそ着てほしい一着です」
from Friends
「デザイナーのパクさんは新卒入社した会社の同期。お互いに若い頃はアヴァンギャルドな服ばかりを追い求めていたのですが、30代半ばになり、服との向き合い方も変わってきたかもしれません。なんでその服を買うのか?自分に問いかけながらファッションと真摯に向き合うようになった最近。〈オロヒー〉の服はエレガントだけど、“普通”に収まらない面白さと説得力があり、今の自分にしっくりくる絶妙なバランスなんです」
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Sunghee Park
パク・ソンヒ>> 1990年、韓国・釜山生まれ。多摩美術大学卒業後、企画デザイナーとして複数のブランドで経験を積む。2025年秋冬シーズンより〈OHROHEE〉をスタート。
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黒沼祥子
くろぬま・しょうこ>> 1990年、神奈川県生まれ。アートコレクティブ「SKIN」、「title:」のキュレーションや盆栽ブランド〈KOKON〉のディレクションなども手掛けている。
Photo_Mayumi Hosokura Text&Edit_Sakiko Fukuhara