「占いってなにが当たるの?」そんな疑問をお持ちの方に、選りすぐりの占い師による2018年の運勢をご紹介します。どんな1年になるのか?そして、あなたの運勢はいかに?
『準備がしっかりしているほど安定につながる1年』2018年はどんな年?【昇龍編】
昇龍
四柱推命とともに、中国秘伝の方位学である「奇門遁甲」を操ることができる数少ない占術家。母は運命鑑定の第一人者であり箱根九頭龍神社新宮の発起人でもある翠真佑氏。抜群の的中率と誠実な性格が人気と信頼を呼び、テレビや講演、雑誌、インターネットなどで幅広く活躍中。「真佑会」代表として多くの人々の開運指導にあたる。
四柱推命
中国に古来より伝わる占術。陰陽五行説に基づき生年月日より、その人の性格や持って生まれた宿命、これから訪れる運命を推しはかり数ある占術の中でも特に高い的中率を誇る。そのあまりにも高い的中率から古代中国の皇帝は一般の民衆には学ぶことを禁じさせ自分の周りの限られた人間にしか使用することを許さなかったといわれている。
準備がしっかりしているほど安定につながる1年
2018年は暦の上では戊戌(つちのえいぬ)の年となります。この年の象徴となるものは「山」です。山のようにどっしりとそびえたち、派手さは無くても緩やかながら着実に成長していく、そんな要素を含んだ年まわりとなります。急な動きや変化に対する機敏な動きは適しませんが、ちょっとしたことでは動じることなく一歩ずつ確実に歩を進めていくという傾向が強く出ます。そんな2018年は今までじっくりと準備を行ってきた物事をいよいよ進めていくのに最適な年まわりとなります。
社会的には建造物や交通機関、大規模な商業施設などに恩恵があるでしょう。2018年に開業するものや、それに向けて最終段階となる大事な部分を2018年に迎えるものは、たとえ最初は地味な印象であったとしても、のちに長く人気を博すものとなりそうです。
個人であってもこれまでコツコツと準備を行ってきたものがいよいよ大きく前進する年となります。また、新しい物事を始めるにあたっても、じっくりと物事に向き合えば後に大きな成果を得られることでしょう。反対に、今まで行ってきたことを急に方針転換させることや、短期的な結果を追い求めて行動することには不向きとなります。大切なことは長期的な展望を持って焦らずに物事を進めていくことです。そのためにはしっかりとした土台作りが必要になりますので準備不足のまま慌てて事を進めるようなスタンスとなってしまわないように注意をしてください。丁寧に準備を行った分は後になればしっかりとした安定感のあるうれしい結果となり返ってきます。そこに手を抜いてしまい足元が不安定になることや、目先のことに一喜一憂してフラフラとしてしまうことで大きな成果を得るチャンスを逃さないように気をつけましょう。
こうした傾向は社会全体や経済にも特徴として表れることでしょう。強い勢いがあるわけではないため急な上昇を感じることはできないかもしれませんが、暴落のような突発的なアクシデントもなくマイナス要因の少ない年です。安定感のある運気の中緩やかでも堅実に上昇を続けていくことができるでしょう。ただし、貯蓄心の高まる年ともなるため消費活動は控えめ。景気が上昇していてもお金の流れは緩やかなので大きな収入増にはつながりにくいでしょう。計画的に貯金を行うのに適していますのでコツコツと蓄えを増やす行動が金運の上昇につながります。
政治においても今まで期待されていたものがついに動き出す年となるでしょう。介護や教育などの問題視されつつも先送りされてきた制度がいよいよ変わり始めていきます。むしろ、ここできちんと着手することができなければ今後はますます停滞の一途をたどることとなる大きな分岐点の年といえます。大臣や企業のトップの交代があればその内容に注目をしたい年です。足の引っ張り合いにより引きずりおろされたようなものではなく円満な退任であればスムーズなバトンタッチとなり今後の明るい展望へとつながります。天皇陛下のご退位はその象徴ともいえるような出来事でしょう。
「安定」がキーワードとなり過去に流行したものやそれにちなんだものが再び人気となるリバイバルブームが起こる年となるかもしれません。また、2018年に登場した商品は末永く愛されるロングセラーとなりそうです。
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Illustration: Izumi Kawai Cooperation: ZAPPALLAS