雄大な浅間山の麓に位置する御代田町の複合施設「MMoP」内に、2022年10月8日(土)、新たなギャラリーが開館。その名も、浅間山の「麓」と、ここを訪れる人の足取りが生む「踏む音」を重ね合わせた「ギャラリー フモト」。初企画展として、10月14日(金)から、〈ミナ ペルホネン〉による展覧会『フモトにて』が開催されます。
浅間山麓の複合施設「MMoP」に「ギャラリー フモト」が開館。初の企画展は〈ミナ ペルホネン〉

「MMoP」がオープンしたのは、2021年夏のこと。「地元の衣食住と、多様な写真表現が楽しめる場」をコンセプトとし、カフェやレストラン、インテリアショップが並ぶほか、2022年夏にはアートフォトに特化した「御代田写真美術館」が開館。
「モップ」の外観。
そしてこの秋、敷地内に新たなギャラリー「ギャラリー フモト」が生まれることに。運営するのは、東京・代官山にもアートギャラリーを持つ一般社団法人オンザヒル。
「浅間山を臨む、ふもとの地・御代田を訪れてくださった方々に、彼らの時間に寄り添いながら、時代を超えて大事に受け継がれるような作品をお届けする場所になりたいと考えています」と、オーナーの朝倉美佳さん。人と人がこの場所で出会い、工芸作家や職人の手技に触れる喜びを感じられる場所を目指しているのだそう。
「ギャラリー フモト」は2022年10月8日(土)にプレオープンし、10月14日(金)からは、さっそく、記念すべき初の企画展がスタート。第1回目の企画展は、〈ミナ ペルホネン〉による『フモトにて』。ブランドで展開するアイテムのほか、「ミナ ペルホネン エラヴァ」で取り扱う北欧のヴィンテージインテリアなど、日々の暮らしが楽しくなるデザインが一堂に会します。浅間山の美しい景色を背景に、豊かな自然とともにある生活を思い描くことができ、心躍るはず。
ちなみに、この「ギャラリー フモト」の店名とロゴデザインは、〈ミナ ペルホネン〉のデザイナー、皆川明さんが担当したのだとか。
「四季の移り変わりを浅間山の山肌に感じるこの地と、アートのある暮らしをつなぐ場所となるように。そしてここを訪れる方々の期待と喜びを帯びた足取りの音色に重ね、フモトの名には「麓」と「踏む音」という2つの意味を込めました」(皆川さん)
オープンする10月は、折しも、木々が葉を落とす季節。ギャラリーを訪れる人たちがサクサクと落ち葉を踏む音があちこちに響き、すばらしい作品に出合った喜びにあふれますように。
「ギャラリー フモト」
Text: Ayako Tada