限られたスペースでもたくさんの服に囲まれたい。少数精鋭のアイテムとミニマルに暮らしたい。異なるタイプを目指す人にとってもきっとヒントになる、多種多様なクローゼットルールを拝見!#スタイルのある収納アイデア
ブランドマーケティング新原千里子さんのクローゼット
押し入れを自らリフォーム。清々しく機能的な場が誕生

新原千里子さんの収納アイデア
35㎡のワンルームとは思えないほど、広々して見える新原千里子さんの部屋。大きな壁面収納は、もともと天袋も備えたいわゆる和室の押し入れだった。
「分譲マンションの賃貸ですがリフォームOKだったんです。住み始めて、引き戸の襖にどうしても違和感があり、改装することに。父が家具製作やDIYの仕事をしているので、希望を伝えて設計してもらいました。天袋を抜いて、床から天井までの観音扉を二つ並べて。以前は押し入れまるごとを服の収納場所として使っていたのですが、いい機会だと処分してみたところ片面に収まりそうだったので、もう片方を書斎兼ワークスペースにしました。そこをどう使おうかまだ模索中ですが、とても満足しています」
全体を内側まで白く塗ったことで扉を開けてもすっきりと、棚板の印象も共通しているので統一感が醸し出されている。窓から遠いほうにしたクローゼットには、「シンプルに落ち着かせたいと思うようになった」という言葉通り、白、黒、ベージュ、ブルーを中心に洗練されたワードローブが、整理整頓されて並ぶ。
「以前は日によってジャンルを変えるくらい、いろんなブランドを着たいほうだったんです。物が捨てられなくて、大きな袋にぎゅうぎゅうに服を詰め込んだりする“入れるため”の収納だったけれど、今は本当に必要で好きなものだけを“見せる”場になりました」
Photo_Hikari Koki Text_Minako Okada