ヴォーカル松田歩さん(写真右)とギター別府純さん(左)によるバンド、離婚伝説。前編ではルーツとなった音楽から影響を受けたファッションスタイルについて、後編は最新シングル「紫陽花」を中心とした彼らの曲作りにフォーカス。
離婚伝説が語る曲作り
ポップ・ミュージックを生み出す楽しさと苦悩

ひたすら向き合った
初のTVドラマ主題歌

先日最終回を迎えたTBS系ドラマ『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』。離婚伝説にとって初となるTVドラマ主題歌として書き下ろした「紫陽花」は、誰もが感じる不安や悩みを優しく包み込んだ歌詞とメロディで、多くの共感を呼んだ。
「原作である朱野帰子さんの小説を読み、楽曲に反映させました。ただ、主人公である“主婦”としての経験がないので、僕たちの年齢で何をどう伝えるかすごく考えましたね。考えた分、とても時間をかけて作品に向き合うことができました。誰かと寄り添い合って生きていくことの大切さを再認識し、みんなのそばにいたいな、と思いながら作りました。でも、聴いてくれた人が自由に感じてもらえたら一番うれしいです」(松田)
Photo_Ryohei Ambo Text_Mika Koyanagi