2023年6月2日(金)まで、清澄白河にあるギャラリー「A-GENT TOKYO」にて、グループショー『ハンドメイド マーケット』が開催中。国内外の作家14名の唯一無二の作品が並ぶ。彼らがいま全力で向き合っている材料に独自の手が加えられたものばかり。
🛋LIFESTYLE
清澄白河で開催される「ハンドメイド マーケット」に、ときめく作品が大集合。ぜ〜んぶ、欲しい！
「少しいびつな時もあるかもしれないけれども、手作りならではの異なる形や素材を愛でたい」。そんな想いを胸に、日々、ハンドメイドで作品を制作するアーティストが集う展覧会『ハンドメイド マーケット』が開催されます。
技術が進化し、今や、ものづくりの制作過程に限らず、思考や発想の段階においても、機械やAIの力を借りることができる時代。ですが、食べ物や動植物など興味を持った題材を形にするにあたって、どのような素材を選び、どのような手法を用いればよいのか。自分の内面にある気持ちを表現するのに最適なモノの選択というのは、人間にしかできません。
ちょいブスキーホルダー®︎
絶妙なバランスが癖になる”詰め甘め”のキーホルダーを中心に制作を行う、ちょいブスキーホルダー®︎。会場には新作が多数登場。写真は「殻も入っちゃったくん」のハムエッグとベーコンエッグという新バージョン。「今回もしっかり殻混入してます」。
吉丸睦
「野菜と魚を出荷しました！」と、ビーズ刺繍作家・吉丸睦。下仁田ネギやスイスチャード、初鰹など、細かな部分まで丁寧にモチーフを立体的に再現したビーズ作品は、上からだけでなく、さまざまな角度から見て楽しめる。
五十嵐桃子
息を吹き込んで成形する「吹き」と、粉末状や板状のガラスを溶かし石膏型等を使って成形する「キルンワーク」を組み合わせた手法を用いるガラス作家、五十嵐桃子。「写真の蓋物を15点ほど出品しています」。
mimirazumuika／ムラカミイズミ
ガラスや陶器、プラスチックや紙など、その時々で異なる素材を主役にするアーティスト。
ウェイ・シュエン
台湾出身、東京在住のイラストレーター、ウェイ・シュエン。鮮やかな色と伸びやかなタッチで描く動植物や日常風景のイラストが人気。写真はわんこたちが友達を作るべく、互いを追って、ぐるぐると輪になる様子。
紬
極細刺繍糸をレース針で編み、草花モチーフのクロッシェ作品を発表している紬。愛らしい花々は、大切な人への贈り物にもぴったり。
オルガグースキャンドル
「ガチョウ女の作る儀式道具」をテーマにロウソク制作を行っている。写真右のピーナッツは「もっとなかよし」という魔法の言葉が込められているのだそう。そのほか、バタフライやピンクキャットなど、人気のキャンドルが登場。
クッキーボーイ
クッキーをキャンバスにしたアイシングでの表現を続けるアーティスト。子どもから大人まで、見た瞬間にハッピーな気持ちになるチアフルなお菓子が会場に届く。
小渕祥子
花器としてはもちろん、インテリアとしても部屋の雰囲気を明るくするのに大活躍する小渕祥子の陶器たち。ころんとした形と、優しい色味が特徴。
福田愛子
ARなどのテクノロジーと、アナログの持つ風合いを巧みにミックスさせる福田愛子。2019年には日本人アーティスト初の「Adobe Creative Residency」に選出され、2021年には「AR Virtual Garden」がデザイントレンドに選ばれた。
金谷裕子
鮮やかな色彩で金谷裕子が描く、幾何学的、有機的なパターンは、ハッとする美しさ。
フィン・オーサリバン
ブリスベンを拠点に活動するガラス作家。絵皿やボウルなど日常的に使える道具とアートを融合させている。
テス・スミス-ロバーツ
ロンドンの人気イラストレーター、テス・スミス-ロバーツも出品。写真は本展のために作られたフルーツ・プレート。いろんなものに「顔」を描くのが特徴のテス。たとえ「ムムム！」な表情のお皿でも、見ているこちらは、にっこり、ほっこり。
グレース・リー
東京を拠点に活動するオーストラリア出身イラストレーター、グレース・リーは、コピックマーカーペンや絵の具で描いたデザインを、フォトショップを使って合体。飛び出す絵本のように可愛らしい。
どの作家のブースにも、同じものは2つとなく、随所に、人の手を介して生まれたからこその風合いが漂います。美しくて、可愛くて、ときめくものばかり。もちろん「マーケット」ですから、作品ぜ〜んぶ、買うことができます。お財布の紐をゆるめて訪れましょう！
【ハンドメイド マーケット】
開催期間: 開催中〜2023年6月2日(金)
時間: 14:00〜19:00
場所: A-GENT TOKYO
住所: 東京都江東区清澄3-9-18
＊土・日は不定期開催。オープン時間はインスタグラムを要チェック。
Text: Ayako Tada
