海外で暮らす4人のこだわりのお部屋を拝見!壁の色を好みに塗り替えたり、家具を一から作ったり。創作活動とリンクした空間をご覧あれ。#クリエイターの“巣”におじゃまします!
🛋LIFESTYLE
パリの木工作家Alice Damiensの部屋。木の温もりに包まれたコージーな空間
クリエイターの“巣”におじゃまします!vol.1

Alice Damiens
木工作家
木の温もりに包まれた
コージーな巣が完成
アリスがパリ郊外パンタンのアパルトマンを購入したのは5年前のこと。
「当時、私は失恋したばかり。元恋人の家から引っ越しをしようとしていて、賃貸を探していたけれど、両親から投資になるからとすすめられて購入を決断。一度しか訪れたことのないなじみのないエリアだったけど、70年代風のアパルトマンに心惹かれたんです」
木工作家に転向する前は、ファッションデザイナーだったアリス。物件案内人が身につけていたバッグと靴が、彼女のデザインしたものだったことも運命を感じたのだという。
「巣のような落ち着ける部屋」を目指し、大きなキッチンと小さな作業場を設けて広々とした空間に改装。木工職人である父親に手伝ってもらって作ったキッチンは、部屋に溶け込む一体感とヴィンテージ感を出すため、深い色合いのサペリの木を採用。無垢材のマホガニーで飾り棚を付けて、直線的な美しさと奥行きを加えた。エントランスからキッチンを通して外の景色が見える設計も、開放的な視覚効果を生む。
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Photo_Mari Shimmura Text&Coordination_Momoko Suzuki