地球環境への意識はもちろんのこと、多方面にエシカルな取り組みを行なっているブランドを紹介しているRHC ロンハーマン。ジェンダーへの考え方もそのひとつだ。今季は、ジェンダーレスに着目し、広く支持を集めているLAブランド〈シーカー〉とコラボレート。デザイナーのアリーの言葉とともに、特別なコレクションに注目したい。
〈RHC ロンハーマン〉で見つけるジェンダーフリーな秋服

〈シーカー(SEEKER)〉はアリー・ファーガソンが生まれ育ったLAで2016年に創業。誰もが人生において探求者であるという意味を込め、ブランド名を〈シーカー〉とした。アリーは最小限の服だけ持ち世界中を旅した経験から、着心地の良さを大切に服作りを実践。昨今一層注目を集めているエシカルという観点を当初から持ち、ジェンダーフリーウェアであることにも注力してきた。
写真上:ベスト ¥42,900 パンツ ¥39,600(ともにシーカー|RHC ロンハーマン)、カットソー ¥14,300(フィルメランジェ フォー RHC|RHC ロンハーマン) 写真中:アノラック ¥31,900 オーバーオール ¥42,900(ともにシーカー|RHC ロンハーマン)、シューズ ¥25,300(クラークス |RHC ロンハーマン)写真下:ベスト ¥42,900 オーバーオール ¥42,900(シーカー|RHC ロンハーマン)、カットソー ¥17,600(RHC|RHC ロンハーマン)
ユニセックスに着られることを特に重要視してきたアリー。「ファッションは、誰であるかを表現するために作られていて、性別の説明ではないから」だという。彼女自身も、自分を男の子だと思うほど兄弟に囲まれて育ち、メンズ服も長年着こなしてきたそうだ。「自分のセクシャルアイデンティティを曲げるのが好きで、女の子か男の子か分からないことも楽しいと思っていた。個人のスタイルには大きなメッセージが込められていて、服は自己表現のために纏うもの。そのための物作りが私にとって大切なことなんです」(アリー)。そんな思いは、男女を問わずノンバイナリーからも支持を得ている。
今季、RHC ロンハーマンでは誰もが自由に着まわせる特別なアイテムをオーダー。アノラック、パンツ、オーバーオール、ベストの4型から成るカプセルコレクションが誕生した。以前より〈シーカー〉で人気のあったアイテムをベースに、素材や色合い、サイズをアレンジ。枠にとらわれずに表現する“シーカー・マインド”がしっかりと反映された、自由な発想を掻き立てるラインナップに。無理なくエシカルへの気づきを与えてくれる軽やかさのあるコレクションを、ワードローブに迎え入れて。
写真上:アノラック ¥31,900 ベスト ¥42,900(シーカー|RHC ロンハーマン)、スカート ¥28,600(RHC|RHC ロンハーマン) 写真下:アノラック ¥31,900パンツ ¥39,600(ともにシーカー|RHC ロンハーマン)、カットソー ¥14,300 (フィルメランジェ フォー RHC|RHC ロンハーマン)