――今日のスタイリングのポイントは?
最近とにかく韓国にハマっていて…! つい先日も2泊3日で行ってきたばかりで。音楽フェス『RapBeat Festival 2018』と、ミュージアム巡りをメインに欲張りに楽しんできました(笑)。で、ポイントというかテーマは、スバリ「K-POP」です! パッチワークのきいた大きめのデニムジャケットに、ダメージデニムを合わせて、シューズはアクネのプラットフォームブーツで、ブルー系で揃えて全身で衣装感を出しました。
―偶然か必然か、今回選んだデニムジャケット「seoul」っていう名前付いてますね(笑)。ソウルの中でもひときわトレンディなエリア、カンナム地区をイメージして作られたそうです。K-POPのボーイズグループ感、出てます! デニムというアイテムに対してはどんなイメージをお持ちですか?
韓国のアイドルやセレブリティの私服をインスタグラムでチェックするのが好きなんですが、みんなよくデニムを履きこなしているんですよね。ブランドや値段までわかるアカウントもあるんです。よく「空港ファッション」って言って、セレブが空港で私服を着ている時を撮られる類の写真なんかもネットに上がっていて。みんなタイトなパンツに、大きめのトップスが大好きっていう(笑)そして何と言っても空港ファッションの一番の特徴は、膝が破れているクラッシュデニム! 今までのカジュアル服としてのデニムっていうよりは、オーラで履きこなすっていうか、ラグジュアリーなデニムとして履かれているのが最近のデニムのイメージです。
――今回選んだデニムについて聞かせてください。
パンツは丁寧なリペアが施されているし、ジャケットにはアートみたいなパッチワークが施されていて、カジュアルなデニムとはまた違った、ミュージアムピースのような雰囲気を感じます。私、手仕事感のあるものが大好きで! デニムという素材ひとつなのに、クチュールのような表現の幅があって、スペシャルなピースに仕上がっているのに驚きました。履き心地も柔らかくて、これなら激しいK-POPのダンスにも対応できそうですね! 踊れませんが。
――デニムにまつわる思い出はありますか?
おしゃれ心に火がつき始めた小学生の頃、一番最初の高い買い物がデニムだったと思います。ヒステリック・グラマーの、全面にタイポグラフィーのプリントがあしらわれたデニム。お年玉を握りしめて真冬のラフォーレ原宿に行きましたね。