魅力的なクリエイターが働く場所には、彼らの発想の源となる“遊び心”があるはず。3組の私的な仕事場へ、いざ潜入!
GINZAがお邪魔します!オフィスのオアシス探検隊【LIVERARY】

LIVERARY
何を見ても誰かを思い出す
大量の雑誌にフライヤー、謎の木材、鉄の棒、ぬいぐるみ…雑多なモノであふれ返るこの部屋は、愛知県名古屋市のWebマガジン『LIVERARY』編集部の倉庫兼オフィス。発起人の1人、編集者の武部敬俊さん(右写真・右)が仕事に勤しむ空間には、自身と媒体のこれまでの“記憶”が凝縮されている。
「Webメディアではありますが、立ち上げ以降リアルイベントを企画することが多くて。そういう場で出会った人からのもらい物や一緒に作ったグッズが大量にあります」と話す武部さん。室内に設置された大きな雑誌棚は中部、近畿地方のローカルなコンビニ「タックメイト」の店主から譲り受けたもので、スピーカー、本棚として使っているワイン箱、この日友人の藤原草太朗さん(「spazio rita」店長/右写真・左)と息抜きで遊んだ“即興卓球セット”も、さまざまな人たちとの交流を経て自然と集まってきたという。
「どこを見ても『あのときの』と思い出が蘇る。記事はネット上にアーカイヴされるけど、ここには記憶の残骸がリアルに集積されていくので気に入っています」
🗣️
LIVERARY
2013年にスタートした、東海地方や国内のカルチャー情報を発信するWebマガジン。ライヴ、ショッププロデュース、ワークショップなどの企画制作も行っている。
liverary-mag.com