自分自身が“メディア”になるという時代。スマホひとつあれば組織や人を介さずに、SNSを使って自己の力と流儀で、全世界に「私」を売り込むことで有名になれる。「セルフプロデュース力」を磨くには?正しい向き合い方は?さまざまな角度から考えてみよう。
LOVELIさんのセルフプロデュース力UP講座 人気インフルエンサーがやっていること

インスタグラムにあがる写真や言葉の端々から、知的センスとフォロワーへの愛情があふれ出すラブリ。「現状とリアルな5年先、理想を描く10年先までを考えて、計画的にセルフプロデュースをしている」そう。現在は44・5万人のフォロワーを得て、「土台作りを終え、自分のやりたいことをより具体的に発信できる時期の入り口」だという。「来春から詩集、絵本、写真集にZINEと出版します。それはSNSで発信してきたものを違った場所で形にするということ。はじめはきっと何やってるんだろう?って思われていた。でも、SNSを通じて、この人は言葉を書く人だと認識させてしまおうと詩を載せ続け、今は需要があるという状態。ビジネスとしても成り立ちますよね」。セルフプロデュースするには、綿密な計画をノートに書き出すこと、自分を客観的に見つめることが大事。 「ラブリは会社、いずみ(本名)が社長。SNSをはじめ、さまざまな活動が社員みたいな感覚(笑)。私を見て!というよりラブリというひとつのパッケージを提供して共有している。見た人のなにかのきっかけになればうれしい。そんなふうに自分を発信しています」
MY SNS RULE・ノートに書き出し、綿密な作戦を
・PR色の強い投稿はしない
・目的によりアカウントを使い分ける
【PRIVATE】
ラブリのオフィシャルインスタグラムは、頻度には重きを置かず、自分の伝えたいことを明確にイメージを大切に、投稿したいときに気ままに投稿している。撮影現場や無邪気なプライベートまで、どれもがおしゃれに切り取られている。ファンクラブ専用のアカウントも開設。
大阪の友人からもらったチェック柄マフラーをアップで紹介。
ピンボケやソフトフォーカスも多用。食事シーンすら、おしゃれ!
ラブリを取り巻く穏やかな日常が見て取れる写真が微笑ましい。
ある日の夕暮れと人々。独特の色彩美に引き込まれる。
【POEM】
「オフィシャルとは違い、3日に1回のペースを守って定期的に投稿する」というポエムをはじめ、言葉に特化したアカウント。「インスタの中に情報があふれかえっているからこそ、心に響くものが絶対大事な世の中になっていく」そんな想いで綴る言葉がファンの心をとらえている。
直筆で綴ることでフォロワーのハートに訴えかける。
ラブリの想いを、優しく、強く訴えるような言葉が並ぶ。
繊細で柔らかな書き文字は、ラブリそのもの。
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LOVELI
タレント、モデルなど幅広く活動中で肩書きは「あえて言うなら自分」というスタンス。月一で温泉につかり、自己発信の情熱も疲れも一度流してフラットにしている。
Text&Edit: Kaori Watanabe (FW)