年末年始の長い連休。せっかくだから“いいお休みを過ごせたな”と思えるアイディアが知りたいな。素敵なモノやコトに詳しいあの人の、休日の過ごし方をちょっとのぞき見。ライター・岡島みのりさんの場合は?
岡島みのりさんが冬休みにしたいこと「新作を先取りショッピング」

欲しいものリストをまとめる
ファッション好きにとって年末年始は、テンションが上がる時期。なぜならば、早くて12月中旬から各所でセールが始まるから。普段は手が出ない憧れのブランドが手に入るチャンスなので、私もこの季節になるとお出かけやネットサーフィンの頻度が増えるものです。
ですがここ2年ほど“セールに夢中になりすぎない”という決断をするようになりました。(いや、とはいってもSSENSEやFarfetchであれこれ購入しているのですが…)。その代わりに次のシーズンの新作をチェックするのが最近のお決まり。流行を早く取り入れられるし、その分長く着られるので、よりその服や小物に愛着が湧くような気がします。
そこで、私がこれから買う予定の新作ウィッシュリストを紹介しようと思います。
〈CECILIE BAHNSEN〉のワンピース
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GINZA読者にもファンが多いコペンハーゲン発のブランドですが、2023年春夏コレクションは本当にかわいかった…!グリーンやライラック、ブルーなど鮮やかな色を巧みに用いつつ、軽やかで柔らかい雰囲気を盛り込んでいました。私が特に気になっているのは裾に膨らみを持たせたノースリーブのワンピース。ベルボトムのパンツを重ねて60’sな着こなしに挑戦しようと思案中です。
KUSIKOHCのデニムパンツ
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韓国の気鋭ブランドからチョイス。先日発表されたばかりの2022年秋冬コレクションから、全面にタックを入れて総柄のように仕立てたデニムパンツをGETしたいと考え中。メンズ向けのブランドですが、先日K-POPグループのNewJeansがこのブランドの衣装を着用していて「私も取り入れてみたい」と触発されました。構築的なデニムが欲しいと思っていた私にはぴったりの1本。
〈DREAM BABY!〉のアイテム
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私が愛してやまないブランド、〈LIBERAL YOUTH MINISTRY〉のデザインにも携わっているKenia Filippiniさんが今年立ち上げたばかりの新ブランド。ストリートの要素を取り入れながら、海外のティーンのような甘さと可愛さを併せ持ったとてもキュートなお洋服が集まっています。残念ながら現在買えるのはフランスの「DOVER STREET MARKET PARIS」のみ。ですがオンラインから購入可能なので、日本上陸前に先取りしておきたいなと考えています。狙っているのはピンクのフーディと落書き風ダウンジャケット!
〈M A S U〉のラメウェア
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毎シーズン欠かさず買っている日本のブランドのひとつ、〈M A S U〉。並ぶセレクトショップによって雰囲気が変わるので、さまざまなストアに足を運ぶ楽しさもあります。9月にランウェイ形式で発表された2023年春夏では、煌びやかだけど懐かしさ、そしてストリートMIXもある、デザイナーの後藤愼平さんならではの感性が存分に閉じ込められたコレクションでした。偏光パールが散りばめられたフーディやショーツはぜひお店で試着してから購入したい!アクセサリーとの組み合わせも楽しくなりそうな、来季を象徴するアイテムです。
ほかにも、手に入れたいものはまだまだたくさん。もちろん買って初めて袖を通す瞬間が一番幸せですが、「あれも欲しい!これも欲しい!」と煩悩だらけの頭で買い物を楽しむひとときが大好きです。
最悪、買えなかったとしてもOK。妄想でコーディネートを考えたり、仲の良い友達に相談してみたり。そんな時間がなによりワクワクします。みなさんが今、気になるものは?
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岡島 みのり
2015年に文化服装学院を卒業後、販売職を経てファッションライターに転身。モード史に強い関心を抱き、世界各地のコレクション分析がライフワーク。最近の趣味はK-POPアイドルの衣装チェック。