季節はすっかり梅雨。天気がすぐれないからと家にこもりがちだけれど、いつだって楽しく、クリエイティブに過ごしたいもの。そこでアーティストやデザイナーなど、世界で活躍する女性クリエイターたちに、仕事から趣味まで、お家時間を充実させるために実践していることを聞いてみました。
お家時間をクリエイティブに。マドリード在住の水彩アーティスト、カタリーナ・ロドリゲス・ヴィラゾンの過ごし方

絵の具と植物と、大切なコレクション。
一人の時間は気分が上がるものに囲まれていたい。
マドリードを拠点とする水彩アーティストのカタリーナ。現在、創作は基本的にお家からで、部屋のデスクに絵の具やパレット、植物などのマテリアルをずらりと並べて集中。ロックダウン中にオンラインレッスンもスタートし、お家ワークのバリエーションがより充実してきている模様。「マドリードはもう夏みたいに暑いから、最近は外にお散歩がてら出かけてペイントすることも多いのよ」。疲れたと感じたら、体を動かしたり散歩をしたり。大好きな料理をしたら、器やカトラリーなどプレゼンテーションにもひと工夫。作品同様、カラフルな色使いがいたるところに!
とにかく絵を描きまくる
7年前に、毎日何かしら描こうって決めて以来、ずっとそのマイルーティンを守っているの。日記みたいなものね」とカタリーナ。“ウォーターカラーダイアリー”と名付けて、インスタ(#catadiario)に日々アップしているほか、コーヒーやワインなど絵の具以外を画材にしたペイントのレクチャーも。ロックダウンが解除されたとはいえ、まだまだ以前のように気軽に出かけられないこともあって、ここ最近はペイントに費やす時間がずっと増えたとか。「日本の熊野古道と、スペイン・ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(キリスト教の聖地)を歩いた記録をまとめたショウを計画していて、今はもっぱらその準備に集中しているわ」
コレクションを並べてみる
切り花や庭で摘んだ植物など、自然のモチーフを扱うのがスタイル。部屋のあちこちにさりげなく置かれていて、癒される♡貝殻のコレクションは「子供の頃集めるのが趣味だったのだけれど、最近ブームが復活。どんどん増えちゃって困る(笑)」
気が付いた時に体を動かす
以前から体を動かすのは好きだったけれど、ロックダウン中にニュージーランド出身のヨガマスター、Mark Witwellの8週間のオンラインコース“The Heart of Yoga”を受けてから、欠かせないルーティーンに。「毎週土曜日に近所のダンススタジオでレッスンを受けているから、家でも練習したり。マドリードにあるヨガスタジオ『Shambala Yoga Urbano』のZoomメディテーションにもハマり中。あとはそうね、気分転換に歩くことかな」
カラフルに食べる
家にいるときは何かしら作る派。「とは言っても、チーズやフルーツなどをカットして並べるだけの、簡単なものばかり」と謙遜するけれど、どれも美味しそう。紙ナプキンやお花、キャンドルといったデコレーションもさすが。「ボーイフレンドが料理好きだから、遊びにきた時にはいつも美味しいご飯を作ってくれるのよ」って、羨ましい!
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Catalina Rodríguez Villazón
北スペイン・アストゥリアス州出身。水彩画を中心に、アート作品を発表。Zoomを使ったオンラインレッスンは日本からも受講可能。ウェブサイトかインスタのDMで問い合わせを。制作のため日本に滞在したときの様子はこちら。
Instagram: @catalina.rodriguez.villazon
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Hiroko Yabuki
エディター・ライター。通訳案内士のラインセンスを持ち、海外アーティストのインタビューや撮影コーディネーションも行う。
Instagram: @tokyoai_hiroko