口から取り入れたり暑さ対策にしたり。効能が見直されチャージ法も多様化する今こそ香りの最新事情をマーク。ニューカマーから夏ならではの使い方までたっぷりお届け。#フレグランスNEW WORLD 暑いときこそ上手にアロマを取り入れたい。今回は、身にまとう香りの状況別の使いこなし例をアロマ調香デザイナーのTOMOKO SAITOさんが指南。
じめじめとした雨の日を救うフレグランスは?
フレグランスNEW WORLD vol.6

「1日を通して何種かの香りを使うことで、簡単にムードや気分を変えられます。柑橘にウッドを合わせたりと、違う系統を重ねると単品のときとは違う魅力を引き出せることも。夏場は汗をかきやすいので手首や手の甲につけるのを基本と考えて。ただTPOにもよりますし最終的にはピンとくる使い方を自由に探求していただけたら」
雨でじめじめする
▶︎シトラスでポジティブムードに
「心もどんよりしがちな雨の朝はシトラス系の香りを取り入れて深呼吸することで気持ちを切り替えたい。日中も同じトーンのアロマを重ねるとリフレッシュ効果が望めます。夕方はさらにテンションを上向きにしてくれるジャスミンとサンダルウッドの調香を。香りは下から上がってくるため膝裏や足首につけるとディナー時にもさりげなく楽しめます」

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教えてくれたのは...TOMOKO SAITOさん
トモコ・サイトウ>> アロマ調香デザイナー。15年間で6000種類以上の香りを創作。精油を用い、スキンケアブランド〈FAS〉のほか、ホテルや美術館などの芳香を手掛けている。
Photo_Kanta Torihata Styling_Saki Nakazawa Text&Edit_Chihiro Horie