GINZA4月号「私たちの好きな、東京！」のこぼれ話

風も春めいてきて、銀座・歌舞伎座の裏にある編集部から一歩外に出ると、軽装になった観光客がにぎやかに行き交い、そこここに行列を作っています。ガラガラと大きなスーツケースを引いて歩く一行に、おつかいがてら手ぶらで出かけた自分が紛れ込むとその瞬間、ああ東京にいるのだなと、旅人のような感覚を味わえます。

4月号の東京特集では、そんな銀座にグランドオープンしたばかりの「Ginza Sony Park」をはじめ、新しくて独特の成り立ちをしたギャラリーや、東東京エリアを盛り上げる話題の施設と、ファッションシュートを通して、多彩な“今”の東京に出合いました。

写真は、俳優の當真あみさんと、東京ならではの小さいけれどこだわりが詰まったお店を巡る企画でお邪魔した「Kankyō Records」での一枚。マンションの一室にあるこちらのお店は、靴を脱いで入店するスタイル。なので玄関には、某ノヴェッラのポプリが惜しげもなく敷き詰められた台の上に、特製のスリッパがきちんと用意されています。撮影スタッフ一同、そのレトロ風味なスリッパに一目惚れ。誌面では、當真さんに履いてもらっています。香りの演出と細部まで張り巡らされたデザイン。ささやかな心配りにときめきを覚え、東京って洒落ているなあとまた旅人のように思ったのでした。

（編集C）

GINZA4月号「私たちの好きな、東京！」のこぼれ話

春服を着て出かけよう。GINZA 4月号「私たちの好きな、東京！」

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