こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
モデル・中田みのりのクローゼット
外から見ても、中を覗いても徹底的にジャストサイズ
中田みのり
モデル
愛犬ハチちゃんと快適に暮らせる広さを求めて、2年ほど前にこの家に引っ越した中田さん。
「転居を機に、部屋のスペースに合わせて1cm単位でサイズを選べるキャビネットをオーダーしました。基本的に衣替えはしません。厚手のコート以外、所有するワードローブはこれがすべて。着る服だけを残して、新調する時はここに収まる枚数で我慢。そこを意識するうちに、着ない衣類を眠らせてしまうこともなくなりました」
ハチちゃんが何でも口にしてしまうから、床には物を置かないことがルール。そんな犬に合わせた生活スタイルから生まれた整理整頓の習慣は、無駄のないクローゼットにも表れている。
「ニット、Tシャツ、スウェットなど、ジャンルによって服の居場所を決めています。バッグもタイプ別に並べて眺めると、“ミニサイズの黒をつい買ってしまうな”と気づいて戒めにもなります。セグメントすれば、見やすい上にデッドスペースも生まれません。テトリスみたいに余分な空間を埋めていくのは、インテリア全般で得意かも」
備え付けのもうひとつの収納の扉を開くと、そこには洋服ではなく、なんとモニターが。
「適度な高さの棚をデスク代わりにしてゲーム専用の場所に。クローゼットの中だと没入感が高まって、自分だけの世界に浸れるんです(笑)」
Photo_Yuri Manabe Text_GINZA