〈シャネル/CHANEL〉が送り出すハイジュエリーコレクション「Reach for the Stars」。「京都国立博物館」で披露イベントが行われ、小松菜奈ら日本の“スター”たちが輝きをまとって登場した。
〈シャネル〉のハイジュエリーが運命を導く
新コレクション「Reach for the Stars」の輝き

いつだって独創的で、気品と自由を愛したガブリエル・シャネル。彼女は1932年に一度だけ、ハイジュエリーのコレクションを発表している。「ダイヤモンド ジュエリー」と名付けられたクリエイションの中に、シャネルが「永遠にモダン」と評した星のモチーフがあった。
神秘的なきらめきに焦がれる気持ちはメゾンに脈々と引き継がれ、2025年に新たなハイジュエリーを生み出した。着想源となったのは、夜空に星が光り出すまでの、魔法のひととき。ほんのわずかな時間、空が紺碧とモーヴで彩られていく空、地平線のかなたに沈む太陽の色などの「ゴールデンアワー」を描いた。洗練されていて、それでいてやわらかい。「Reach for the Stars」はそんなムードを映したコレクションだ。
新作が世界で初めて披露されたのは、悠久の歴史を持つ街、京都。ローンチイベントの会場「京都国立博物館」にはシネマ界の“スター”たちが集った。
コレクションを形づくるのは、コメット(彗星)と初めて登場する翼、そしてライオンのモチーフ。夢を抱き、運命を信じて進むための自由が表現されている。
東山山頂の将軍塚青龍殿にて、京都の街並みを眺めながらのガラディナーも開かれた。ここでも、スターたちの競演がまぶしく輝いた。
故パトリス・ルゲローが率いた「シャネル ファイン ジュエリー クリエイション スタジオ」は、肌の上で煌めくハイ ジュエリーによって、魔法のような瞬間をとらえた。「Reach for the Stars」は、豪奢と軽やかさ、構造美と柔軟性といった相反する要素を融合させながら、運命を切り開く人の背中を押していく。

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Photo_CHANEL Text_Motoko KUROKI