日本の米の魅力を再発見
パリで愛されるベトナム料理とは!?
「ボブン」をご存知だろうか?ベトナムの国民的米麺ブンの上に、揚げ春巻き、牛肉、フレッシュハーブなどをのせ、甘辛のタレと絡めていただくもの。だが、実はベトナムにはなくて、領地関係にあったフランス・パリに渡り独自に進化した知る人ぞ知るヌードルだそう。学芸大学にあるフレンチ・ベトナミーズの人気店「Stand Bánh Mì」が、そんなボブンを看板にした新店を祐天寺に開いた。
「オープンを機に、ブンの開発にも挑戦しました。最初はベトナム流の製造方法を試したのですが、そうすると現地で主流の柔らかいものになってしまう。コシのある日本人好みの仕上がりを目指して、100種類以上試作を繰り返しました」と、店主の白井瑛里さん。新潟県産の米粉と北海道産の無農薬の馬鈴薯を独自に配合し、毎朝店で製麺されるそれは、もはや現地のそれとは異次元のツルシコな新食感。一杯で米と野菜、肉類がバランスよく摂れるのもうれしい。汁麺2種、和え麺4種をラインナップ。アラカルトメニューもそろい、できる限り有機や減農薬野菜などの厳選食材を使い、調味料もすべて無添加・無化調の手作り。日本人の口に合い、カラダにやさしく、ボリュームも十分なベトナミーズは毎日食べても飽きがこないので、メニュー全制覇したくなる!