広いも狭いも、高いも安いも 東京の住宅事情は多種多様で 思い通りにならないことがある。それだって、やはり住めば都。この街に暮らす人たちの等身大な 創意工夫をちらり見せてもらいました。
🛋LIFESTYLE
「癒やしも仕事も ワンルームに集めて」【 TOKYO REAL LIFE vol.7 宝田夏奈さん】
癒やしも仕事も ワンルームに集めて
宝田夏奈
アートディレクター
「フルリモートになってから、一人暮らしを始めました。壁紙を張り替え、作業用のテーブルをデッドスペースに取りつけてプチリノベーション。ベッド横の壁だけ、クリーム色にしたのもこだわっています。
家具も一からそろえたので、部屋中を測って、イラストレーターで計画的にレイアウト。ベージュトーンを基調に無機質だけどやわらかい色で統一しています。
ポジティブなエネルギーを放つポップなアイテムも好きなので、Stefanie Leinhosのぬいぐるみやポスター、BE@RBRICKやモコゾウの人形を飾っています」
右の〈ローレンス〉のフラワーベース目当てに、会社の先輩とモロッコへ旅行を！
デスク横では、引っ越し祝いでもらったモアイ像のティッシュケースが見守っている。
洋服はすべて備え付けのクローゼットに。実家も都内のため、季節外れの服はそちらへ。
ベッドとワークスペースを区切るように、チェスカチェアとテーブルが並ぶ。
ベージュカラーにこだわったものの、なかなかこの色が見つからず探すのに苦労した〈USMハラー〉のキャビネット。
パソコン横の作業箱に紛れ込んでいた犬のトランプ。ジョーカーはなぜかハスキーとハイエナ。
一目惚れしたアーティスト、Stefanie Leinhosのぬいぐるみはドイツからお取り寄せ。
好きで集めている布バッグ。自作のイラストに〈ユキフジサワ〉の箔押しがされた1枚も。
なんとなく置いたという〈ビームス〉で買ったパンダマットが玄関で出迎えてくれる。
ワークスペースには、気づけば10時間以上いることも…。腰にやさしい椅子を新調。
ジャスパー・モリソンのコルク製のスツールは、ベッドサイドテーブルとして活用している。
英雑誌『It’s Nice That』で新鋭アーティストをチェックして作品を購入することも。
🗣️
宝田夏奈
YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』のアートディレクションやブランドのパッケージデザインを手がける。イラストレーターとしても活動。
Photo: Shiori Ikeno Text&Edit: Nico Araki
