GINZA読者の参加型・連載企画「CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)」。メンバーに選ばれた5名と一緒に、ファッション&カルチャーの情報を発信していきます。8月の彼女たちのダイアリーは?展覧会や気になるブランド情報をチェックしてみて。
8月のCHARMING BUSTERS CLUB DIARY。チャーミング・バスターズ・クラブ5人の今月をSNAP!

CHARMING BUSTERS CLUBって?
“CHARMING BUSTERS(チャーミング・バスターズ)”とは、90年代のアメリカで使われたスラングで、なぜか惹かれてしまう人気者のこと。おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めて”チャーミングバスターズ”と呼び、毎月本誌にも登場しています。
ginzamag.comではそのシスター版として「CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)」が発足!日々、好きなモノ・コトに邁進する5人のメンバー。それぞれが撮影した写真と共に、徒然なるダイアリーを紹介します。

「蔵前・浅草橋おすすめスポット」企画の撮影後、ベロニカちゃんと前から気になっていた骨董屋「白日」へ。渋い白塗りの立派な門を押して中に入ると、薄暗い光の洗練された空間が。素朴にディスプレイされたガラスや陶器でできた花瓶達が、淡い光を受けてゆらりとさざめいていました。お店の出立ちから渋い店員さんがでてくるのかと身構えましたが、気さくなお姉さんが色々と教えてくれました。普段は撮影用のスタジオとしても貸し出しているそうで、店内撮影はNGでしたが、そこで出合ったカタツムリのような花瓶の写真がこちら。お姉さん曰く、70年代パリで使われていたものらしい。骨董の魅力に少し気づけました。

イベントで〈kotohayokozawa〉のアトリエへ。22SSコレクションを試着後、オリジナルのトップス作りに挑戦。私はスミレ色のTシャツをベースにチョイス。色とりどりの残布の山から好きな布を選び、配置しながらデザインを決めていきました。残布は自由な形にカットでき、縫い付ける糸の色も自由。しかも可愛い残布ばかりで……。直感に従いビビッときたものを並べた結果がこれ。横澤さんは、いつかこのイベントを定期的にやっていきたいんだとか。〈kotohayokozawa〉のバックステージを知ることで、よりブランドへの愛が深まりました。

数週間前から、なぜか街を歩いているふとした瞬間に、カート・ヴォネガットの本が目につくようになりました。これは神様が「ヴォネガットを読んでごらん」と言っているんだと思って、おもむろに本屋へ足を伸ばすも彼の作品は一つしか置いておらず。『国のない男』という題名のエッセイ本でした。続きが気になるとかそういう感じの本じゃないのだけど、なにかジワーンと心に残るものが。ニヒルな落語みたいな感じで、クスッと笑えるエピソードが多い。もう一回読みたいと思う本に久しぶりに出合いました。ぜひ、読んでみてほしいです。
脇嶋のに花

皆さんの寝具は「デザイン性が高くかっこいいモノ」と「単純にかわいくて癒してくれるモノ」のどちらでしょうか? 前者の場合、部屋の雰囲気とマッチして全体的に統一感のある大人びた印象を受けると思います。後者の場合、部屋の雰囲気からは少し浮いてしまうけれどかわいいから使っちゃえ!という幼少期にぬいぐるみを愛でるような本能的な気持ちが湧き上がるのではないでしょうか。ちなみに私は後者で、枕(UNIQLO×長場雄)と布団はスヌーピーで揃えています。「今日も疲れたな〜寝るか」とベッドに向かうと、のほほんとしたスヌーピーが出迎えてくれるので自然と癒されます。ファッションが好きで普段から着飾ることで自分の印象を作り上げているからこそ、プライベートゾーンは癒し・かわいさに溢れた空間で心を安めます。

蔵前にある「茶室 小雨」では、上品な風味の紅茶とほのかな甘さのビクトリアケーキを味わえます。私はこのお店に来て人生で初めてビクトリアケーキの存在を知りました。イギリスでは日本のショートケーキに匹敵するくらいメジャーなケーキだそう。スポンジに薄く苺ジャムがサンドされていて、「口の中でとろけるとはこのことか!」と思うくらいフワフワなスポンジでした。ビクトリアケーキ以外にも様々な種類のケーキがあるので、ぜひ足を運んでみてください!

私のクールな友人PIG BANKとirokの2人が運営しているアパレルブランド〈sansqulotte policy〉についてご紹介。彼らは、現代の音楽、ダンス、スケートボードなどのストリートカルチャーの中で生きる人達を、フランス革命期に迫害を受けていた「Sanqulotte」という労働者階級と重ね合わせたコンセプトのブランドで活動中です。先月、私は古着ボディーにオリジナルグラフィックをプリントした一点物Tシャツの販売イベントの広告写真に参加しました。ポップでどこか懐かしげなグラフィックとボディーの鮮やかなレッドカラーはヴィンテージデニムと相性抜群!まるで自分自身が90年代にタイムスリップしたかのような気分になりました。アクティブな同世代のアパレルブランド、要チェックです!

私は昔から無類のチョコレートチャンククッキー好きです。気になるチョコレートチャンククッキーにはお金を惜しまず即購入してしまいます。クッキー自体のサイズ感と分厚さ(手のひらくらい)、砕かれたチョコレートの大きさ(大きければ大きいほどGOOD)、砕かれ方(無造作にバキバキに砕かれているタイプが大好き)、1枚売り(店員さんが手渡ししてくれるタイプ)など私流の『美味しいチョコレートチャンククッキー指標』なるものが存在します。そんなクッキー・ラバーな私の中でダントツ1位に輝くのは渋谷TRUNK LOUNGEのバーカウンターで販売されている1枚400円のクッキー。あのホロホロ感は一度食べたらやみつき。きっと、皆さんも食べた瞬間に目がハートになっちゃうくらい美味しいです!
清水花

小さい看板が目印の蔵前「蕪木」へコーヒーを飲みに。その日は昼は街中を散歩していたから、ドアを開けたら別世界みたいに静か。一階の受付を通り二階のドアを開けると黒い部屋にランプが何個か付いていて、その光で人や植物の影が壁に落ちている。軋む床と1人分の机と椅子とカウンターしかない空間は洋館の屋根裏部屋みたい。あまりの静かさに緊張しながらカウンターの席に着き、オルガというコーヒーとチョコレートを注文。あたりを見渡すとみんな本を読んでいます。こんなに暗いのに……と思いながら私も持っていた本を読んでみると、眩しすぎないライトにかすかなピアノの音と店員さんが作業する音しかないのでいつもより集中できる。でてきたコーヒーは一口目は苦味が強かったけど飲み進めていくうちに酸味も味わえます。チョコレートは甘すぎずほろ苦くて美味しい。ひとりで来ている人ばかりなので周りのことはあまり気にせず時間を忘れて休める場所でした。

蔵前のギャラリー「水犀」の展示を見に行ってきました。ビルの3階にあるスペースはコンクリートの無機質な雰囲気だけど、一面の壁にだけ窓があり、カーテンが外からの風でなびいていて全体が落ち着いた空間でした。ショップも併設されていて、作家もののかわいい陶器などが売られていてそちらも楽しめます。展示は田中健太郎さんの個展『点景』。点描で描かれた植物や動物の絵がスペースと合っていてじっくり見られました。気になったのは青と赤紫の色の牛の絵、ずっと見つめていると点が徐々に増えていく感覚。遠くから見るのと近くで見る感覚が違って面白かったです。

最近、髪の毛を無敵ピンクに。すぐ心変わりしちゃうヘアスタイルは映画やドラマの登場人物からインスパイアを受けています。今回はI.W.G.P(池袋ウエストゲートパーク)のカオル。もう少し前髪を伸ばしてボーリングシャツ着たらカオルになれちゃうかも……。数えると今年に入って金髪、黒髪、エクステ、パーマ、ピンクの五つめ。夏の日差しで髪の毛も傷みやすいのでケアの勉強もしつつ楽しみたいです。いつもお世話になっているのは原宿veticaの鈴木昂司さん。
中山ヴェロニカ双葉

先日取材で訪れた浅草橋・蔵前エリアから、さらに私的おすすめスポットをご紹介。「スパイスショップアンビカ」は、都内でも品揃えと見やすさがベストなお店。スパイスの他にも、ベジタリアン向けの食材や雑貨も取り揃えています。カレーに限らず普段の料理にもスパイスを使うのが大好きなので、よく利用しているお店です。インド人スタッフの方も優しくて最高なんです。この日はメンバーの可児ちゃんと真麻ちゃんと一緒に訪問。可児ちゃんはチャイ用にブレンドされたティーマサラをお買い上げ。

自然食ライフをゆるく続けている味覚おばあな私。去年から作り始めたぬか床も、だいぶいい味に育ってきました。ぬか床の基本の材料は米ぬか、塩、水だけ。以前作ったお味噌同様、すごくシンプルです。米ぬかはお米屋さんで手に入る新鮮なものを。それに昆布や干し椎茸など、風味を決める素材と好きな野菜を入れるだけ!最近は初夏が旬の実山椒を加えました。人参とピーマンを漬けるのがマイ定番です。野田琺瑯のぬか漬け美人という容器は、ひとり暮らしの冷蔵庫にもいいサイズ◎ 心と身体にしみじみ染みるお手製ぬか漬けは最高です。
乙部真麻

群馬県片品村にあるエコロビレッジへ。ガーデンデザイナーの神田隆さんが営む、小さな村の自然を味わいながら宿泊できる施設です。神田さんは、私がアルバイトしている下北沢の「petit garden Shimokitazawa」の監修もしていて、私もとてもお世話になっている方です。

農村体験もすることができ、動物や沢山の植物に囲まれ素敵なひと時を過ごすことができました。

夏休みでおうち時間が増え、新しいことを始めたいと思い「小麦粘土」を始めました。懐かしい匂いがして箱を開けただけでワクワク!私が大好きなサメと猫を作ってみした。まだまだブームは続きそうです♪