ポップな英国&ヴィンテージ趣味
山口美里恵
アパレル勤務
ブルーの壁に黄色が映える、バスのロールサインのタペストリーをかけた寝室。赤がアクセントのダイニング。どこを向いても絵になるインテリアは、日本じゃないみたい!
英国マニアの山口美里恵さん夫妻が好みのすべてを注いだ、ヴィンテージマンションのリノベ物件。イギリス郊外で開かれるアンティークマーケットにも何度も足を運び、妄想し続けた部屋は、すみずみまで理想が行き届いている。普通は妥協しそうな照明の天井ソケットは、古い陶器の丸型が美しいと探しに探し、ネットオークションで勝ちとった。工務店が盛んに勧める床と壁の取り付け部分に貼る巾木は「絶対いらない」と断固拒否、見た目を優先した。
「ロンドンでは、おばあさんが赤いマニキュアをしていたり、古着店のマダムの口紅がくっきりしたピンクだったり、色を堂々と使う大人がカッコいい。部屋の配色の参考にも」
手入れをしながら使い続けるイギリスの人たちの習慣にも共感していて、「私たちの古道具好きは、そんなところからも来ています」。