いまや世界的な観光地であり、女子の永遠の憧れ、京都。この街にお引越し(予定)のライターYが、ストリートから神社仏閣まで、初心者目線で見つけた気になるモノやスポット、イケてる人たちなどなど、フリースタイルでご紹介します。連載第6回目は、京都らしい風情を静寂の中堪能できる「青蓮院門跡」へ。前回は〈城南宮〉。
🛋LIFESTYLE
ライターYの京都通信 チャリで回って見つけた素敵なモノVol.6〈青蓮院門跡と将軍塚青龍殿〉

私ごとですが、ライター業の傍ら通訳案内士なる仕事もやっています。主に海外からの旅行者やビジネスで来日した方々の通訳アテンドなので、現在は悲しいことに休業状態なのですが、東京にいた頃はよくゲストを日本庭園にご案内したもの。といってもあちらでは数が限られていたのですが、その点京都はさすが、見事なお庭がわんさか。なかでも私が普段からよく訪れ、その度にお庭で心洗われているのが、皇室ともゆかりの深い「青蓮院門跡」。最澄が比叡山延暦寺を開くにあたり作った僧侶の住坊の一つが起源で、その後1150年に現在のような寺院となったといわれる天台宗のお寺です。
襖絵などのディテールが美しい。意外なグッドデザインもたくさんあるのです。
東山の頂上には“飛び地境内”(敷地が離れた分院) である将軍塚青龍殿が。京都市内を見渡せる穴場の絶景スポットなうえに、この時期は桜が満開、と聞けば訪れない選択肢はありません!
京都らしい風情を静寂の中堪能できる青蓮院門跡は、祇園からも歩けるし、知恩院や円山公園もすぐそば。桜満開の将軍塚青龍殿とあわせて参拝してみてください。
「青蓮院門跡」
「将軍塚青龍殿」
🗣️
Hiroko Yabuki
エディター・ライター。通訳案内士のラインセンスを持ち、海外アーティストのインタビューや撮影コーディネーションも行う。
Instagram: @tokyoai_hiroko
Photo&Text: Hiroko Yabuki